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チュニジア政権崩壊におけるリアルタイムウェブとジャーナリズム

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Activists have also been uploading videos of demonstrations to YouTube using the hashtag #sidibouzid (the province where the demonstrations first began last month), despite the Tunisian authorities' banning of YouTube in November 2007. One that appeared Wednesday showed what appeared to be several hundred people -- mainly young, both male and female -- chanting slogans in the city of Sfax. Another, running 12 minutes and posted on "A Tunisian Girl"'s Facebook page, showed a confrontation Monday -- apparently in Tunis -- between protesters and riot police. Ben Mhenni also includes -- with an air of triumph -- a French newspaper article entitled "Le regime depasse par la cyberresistance" [the regime overtaken by cyber-resistance] as well as photos from Kasserine, one of the towns rocked by protests this week. Some of the photos show protesters holding U.S.-made tear-gas canisters.

活動家たちはデモの様子をビデオに収め、YouTubeにアップロードし、#sidibouzidというハッシュタグを付けて発信している(これはある地域の名前で、先月最初の抗議活動が行われた場所だ)。YouTubeはチュニジア政府によって、2007年11月に禁止されているにも関わらず、である。水曜日に公開された映像は、Sfaxという町で数百人の人々(大部分は若い男女)がスローガンを叫んでいる、というものだ。"Tunisian Girl"(※Ben Mhenniという女性が開設しているブログ)のFacebookファンページ上で公開された別のビデオは、12分間の長さで、月曜日に発生したデモ隊と機動隊の衝突(チュニジアで起きたもののようだ)が収められている。Ben Mhenniは他にも、"Le regime depasse par la cyberresistance"(フランス語で「サイバー抗議活動によって政権が崩壊」という意味)というタイトルが掲げられたフランスの新聞記事や、Kasserine(今週抗議活動が行われた町)の様子を収めた写真などを掲載している。その中には米国製催涙弾の容器を、抗議者たちが掲げているという写真もあった。
こうしたオンライン上のアピールは、当然ながら現場にいない人々にとって、貴重な情報を得る場所となり得ます。イランのケースでも海外のジャーナリストたちが国外退去を命じられたため、ウェブサービスが唯一の情報源となっていましたね。

一方で今回のケースでは、Twitterを通じたコミュニケーションはあまりにもスピードが速く、状況を把握するのは逆に困難だという指摘も出ています:

Crisis in Tunisia proves Twitter is the best, and worst, way to follow breaking news(The Next Web)
As you can see in the video below, following the stream of tweets using the #Sidibouzidhashtag is an exhilarating experience – real, raw human feeling being expressed and then amplified by Twitter’s megaphone.

The problem is that it’s too fast to keep track of. Even if you pause the tweets, or simply use a non-real-time Twitter client to break up the flow, making sense of the events is impossible. Some people are tweeting news, others what they’re feeling, there’s even a few cases of what just looks like “hashtag spam” saying nothing of use whatsoever. The fact that some reports from the former French colony aren’t in English make things all the more difficult to parse.

以下に掲載したビデオ(※リンクはこちら)からも分かる通り、#Sidibouzidというハッシュタグが付いたツイートのストリームを追うのは刺激的な体験だ。リアルで、生の感情が表明されており、それがTwitterというメガホンによって増幅されている。

しかし問題は、あまりにも速すぎてついて行けないという点だ。ツイートを一時停止したり、あるいは単に非リアルタイムのTwitterクライアントを使ったりしてフローを止めても、何が起きているのかを理解するのは不可能だ。ある人はニュースをツイートし、別の人は感想を述べ、また中には何の関係もない「ハッシュタグスパム」を行っている人までいる。フランスの旧植民地(※チュニジアのこと)で情報発信している人々の一部は、英語を使っていないという点も、分析をさらに難しくしている点だ。
つまり情報があまりにも多く、しかも速く流れているために、そこから「現場で何が起きているのか」を理解するのが難しくなっていると。この点はリアルタイムウェブ上でのコミュニケーションに関する普遍的な課題であり、ソーシャルフィルタリングやキュレーションなど、取捨選択に関する新たな概念が必要とされるところでしょう。

この点について、お馴染みHuffington Postがこんな記事を公開しています:

How Tunisian Facebookers Will Change Newsrooms(Huffington Post)

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