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やっぱり陸自は反抗的?

先日の記事「陸自は組織防衛ではなく、日本の防衛を」で、陸自がトランスフォームに抵抗しているとは思わないと書いたのですが、こう言う事があると、やはり陸自は反抗的なのか?と思えてしまいます。

先日行われた観閲式において、安倍首相は次のように発言しました。
防衛力はその存在だけで抑止力になるという従来の発想は完全に捨て去ってもらわねばならない

この発言に対して、武力は行使しなければ意味がないという意味であり、戦争を肯定するトンデモ発言だ、などと言う的外れのコメントをする人もいますが、決してそんな意味ではありません。

これは、防衛力は、たとえ実効的でなくとも、存在するだけで抑止力として機能するため、有効であるという従来の発想をする人が、防衛省関係者、とりわけ、陸上自衛隊の観閲式で発言された言葉だと言うことを踏まえると、陸自関係者にいると言うことだろうと思います。
つまり、実効性のある防衛力に転換しようというトランスフォームの最中、従来型の抑止戦略から抜け出せず、トランスフォームに抵抗している勢力が陸自内にあり、首相発言はこれに釘を刺したものでは無いかと思われるのです。

そう考えると、防衛大臣の機動戦闘車視察も意味のある事のように思えてきます。
大臣の陸上装備研究所(機動戦闘車)視察」(技本HP内ニュース)
まだ試作車が完成しただけの新型車両に防衛大臣自ら視察するのは異例の事でしょう。
それも火力演習の折に、ついでに視察するならまだしも、わざわざそのために技本をを訪れて視察したのですから、相当注目していると言うことです。

また、戦車を300両に削減するという報道は、機動戦闘車に対する大臣の注目以上に、この首相発言が、陸自に対する当てつけだったことの証左であるように思えます。

戦車教団の方々は、戦車の存在意義として抑止力を持ち出すことが多々あります。
この2chのスレタイなんかは象徴的です。
[第四世代]10式戦車スレ配備162号車[抑止力]
しかし、度々言及しているように、「防衛力の在り方検討に関する中間報告」でも、抑止力ではなく実効性を求める方向が打ち出されており、大綱の改正で、この方向が明確化される見込みです。
陸自関係者の中には、この抑止力よりも実効性という方針に意を唱え、戦車教団同様に戦車や火砲の削減に反対している勢力が居るのではないかと思われます。

しかし、首相がこれだけ明確な当てつけを言うのですから、12月の大綱改正は、戦車の削減等、思いの他、大胆なモノが打ち出されてくる可能性があります。
注目です。

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