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薬のネット販売解禁について

久しぶりに更新します。
更新を怠っていてすみませんでした。

今週から配りだしているビラは「薬のネット販売解禁」について記載しています。
そこでは書ききれなかったことをここで少し補足させていただきます。

ビラでも指摘していますが、私は薬のネット販売の最大の問題点は「偽薬」が蔓延してしまう恐れがあることだと思っています。
日本では薬の卸売体制が整備されている上にほとんどの薬剤が保険診療で処方されるため、偽薬が一般的に出回っておらず、世界で大問題になっているという意識が相当に薄いのでピンと来ないと思います。

私も2年前に渡米するまでは「偽薬」などというものの存在を意識することはありませんでした。
しかし、渡米した際に「薬」に係る方々が口々に偽薬の問題を語ることで認識が大きく変わったのです。
渡米した当時、日本で新薬の承認に非常に時間がかかっていることや新たな効用を加えることで薬の需要が増えると薬価が下げられるという市場拡大再算定制度について、問題だとされていたので、米国製薬業界や製薬会社とのミーティングではそのことが話題の中心になるのだろうと想像していました。しかし、彼らが最も力を入れて我々に訴えたことは「偽薬」がネットを通じて世界中に蔓延して大変困っている。日本も偽薬の撲滅に協力して欲しい。ということで、大変驚いたことを思い出します。
中国やロシアに密売工場があるそうで、バイアグラなどのED薬が多いそうですが、インシュリンの偽薬発見されているなど売れ筋の薬の偽薬は多く出回ってしまっていると聞きました。
当然、これから薬のネット販売を日本でも検討しているということについては、米国ではむしろ規制しなくてはいけないのではという空気になっているのになぜ?と唖然としていました。
今のところ、我が国では偽薬は問題となっていませんが、ネット販売を解禁してしまうともっともっと国内に入り込んでくることが懸念されます。
日本のマスコミではほとんど報じられることがありませんが、このことは皆さん頭に入れておいていただき、ネット販売が解禁されたとしても、離島や薬局が近くにない山間部などにお住まいでない限りは対面販売、しかも、正規の流通ルートで製品を仕入れている薬局で薬は買うことをお勧めします。
特に、ED薬はネットで販売されている半数以上は偽物だという調査結果もありますので、必要な方はきちんと医師の診断と処方の上で使用することを勧めます。
ビラでも書きましたが、近い将来、必ず日本でも偽薬、それも、ED薬ではなく、ロキソニンのような売れ筋の薬の偽物が出回るようになることを予想します。
以下、朝配っているビラですので、こちらもご覧下さい。

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