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フィリピンの台風被害を見て改めて思うこと

英語の勉強を兼ねて機種変更して番号を抜いたスマートフォンで米国のニュースを中心にPodCastで見てる私。主に通勤時間と昼休みに朝の出掛けに更新したモノを順に見るのですが、今日の昼休みに仕事でバタバタしていて見損なっていた過去数日のCNNのAC360 (Anderson Coopers 360) PodCastを見ながらCNNのサイト(たとえばこのリンク=> Disaster path of Typhoon Haiyan through the Philippines)を見ていました。もちろん他のサイトやテレビでも色んな形で報道されていますが、例えば高さ5メートル超の高潮なんて既に普通の高潮じゃない事が改めて良くわかります。まるで津波のように振舞っています。これは確かにひとたまりも無い。

生活が成り立っていない状況

日本国内でも色んな形で報道は続いていますが、とにかく酷い地域は本当に瓦礫すら残っていない。そんな中、治安が非常に不安定で武装した軍の部隊でないと食料の配給というか輸送も出来ない状況の存在や、何日もたったけど医療チームはおろかあんたたち(報道関係者)が今日来た以外は誰もこないんだよねと話をしている状況とか、電気の無い病院で負傷して足を切断した重体の夫のために手で風船のようなポンプで呼吸の為の空気を送り続けていたけれど結局助けられなかった若い奥さんの話や、路肩にとりあえず毛布か何かを掛けただけの遺体の列とか、Body Bagをトラックから降ろすところや、路肩に花を添えておいてある名前の無い棺桶の横を付近の人が歩いている映像や、幼い3人の自分の子供の遺体を漸く見つけたけれどまだ3人見つからないんだと話すお母さん、とか。

いたたまれないという言葉ですら御幣を感じる状況です。

因みにそういった本当に酷い状況の映像は色んな事情から例えば3.11での日本ではあまり流れなかったのですが、現状のフィリピンでのそういう映像を見てショックを受けるだけじゃいけないんだよなと改めて思うんです。それがその場の状況なのですから。

救援活動には自立して動ける組織しか介入できない現状

もちろん場所により被害の程度は様々ですが、道路や燃料あるいは食料の補給が続かないと救援活動自体が不可能な状況において、嘗ての3.11の時にもあったようにどうしても最初に現地に入れるのはいわゆる「軍隊組織」であるのは事実なわけで、実際今回のフィリピンでも同様の状況なわけです。当初からフィリピン軍が動き、米軍はOperation Damayan (友達作戦)として海兵隊の投入や空母の派遣を始め救援活動を展開(たとえばこのリンク=>Pacific Command Creates Joint Task Force for Philippines Relief)しています。そして自衛隊も1000人規模の部隊の派遣を予定(フィリピン共和国への国際緊急援助隊の派遣に係る自衛隊行動命令の発出について)しています。

もちろんこれは第一段階で、その後色んな段階を踏んでゆくことは3.11の経験を踏まえても良くわかる流れで、国際社会の一員として、個人レベルで、そして国家レベルで強烈な天災の被災地域の支援をしてゆけるかという事を考えてゆく道のりが見えてきます。そしてこれらが他人事では無いのは、3.11の例を挙げるまでもなく日本は全周を海に囲まれた地震大国だということ。別に何を煽るわけでもないですが、忘れちゃいけない大事な事だと思うんです。

こういう支援体制に対して思想信条その他色々とご意見はあるとは思うのですが

因みにタクロバンの空港設備は滑走路以外は壊滅していて民間機の運用は簡単ではなく(たとえばこのリンク=> Tacloban Airport Opens to Limited Commercial Flights)、更にそこや沖合いの空母をはじめとする艦船や船舶から、そして各拠点間で細かく物資や人員あるいは避難民を移動させるのにフィリピン軍や米軍のCH-46などの古いヘリコプターに加えて米海兵隊が持っているV-22 Osprayの運用能力が最大限に生きてる場でもあったりする(たとえばこのリンク=> More Ospreys Deploy to Philippines for Typhoon Relief Missions)のですが、ここをいろいろ言うと別の波風が立つんだろうね位の事は思ったりします。

なんだか難しいものです。

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