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- 2013年11月15日 14:26
アイドルとクラウド・ファンディングが相性が良い6つの理由
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最近アイドルがクラウド・ファンディングを活用する事例が増えてきている。
一例としては、avexのSUPER☆GiRLS擁するアイドル・プラットフォームのiDOL Streetによるhanarichuのデビュー資金獲得のためのプロジェクトや、同じくavexの東京女子流による映画作成における一部分(宣伝配給費)を獲得するためのプロジェクトなどである。
hanarichuは100万円の目標額に対して241人のパトロンと160万の資金獲得によって終了し、
東京女子流は300万円の目標額に対してまだ募集期間が2週間以上残っているにもかかわらず172人のパトロンと380万円を獲得している。
・【hanarichu】
http://camp-fire.jp/projects/view/735
・【東京女子流】
http://camp-fire.jp/projects/view/835
・その他
【AeLL.】
http://shootingstar.jp/projects/173
【ももクロ】
http://momochro.com/2ch/morningcoffee/1277537085/
(注:クラウド・ファンディングプラットフォームを利用する以前の小口出資の例)
【Jo志校】
https://faavo.jp/niigata/project/9
【銚子元気娘。】
https://readyfor.jp/projects/genkimusume
(注:失敗例)
このようにアイドルの資金調達に対してクラウドファンディングを活用する流れは、クラウド・ファンディングのブームを利用した事例として多くの人の記憶から忘れ去られることになるのだろうか?
それとも今後アイドルを応援するプラットフォームとしてクラウド・ファンディングが活用されていくのだろうか?
ここでは述べていこうと思っている。
まずはクラウド・ファンディングの概要を理解した上で、アイドルとクラウド・ファンディングの相性が良い点について6つ述べる。
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(図引用 「コンテンツがフロー化していく時代の“体験”の価値とクラウドファンディングの可能性」)
出資者側のリターンとしては、金銭的な収益を期待する「投資型」、純粋に寄付のみを行う「寄付型」と金銭以外のリターンがある「購買型」の3種類に分けられているが、アイドルやアーティスト等のエンターテイメント分野では「購買型」のリターンが主流である。
日本ではこれらクラウド・ファンディングのサービスがテレビなどマスメディアから注目を集めることで、順調に市場を拡大させており、2013年には8億円程度となり、CAMPFIREやREADYFOR?などのサービスが有名である。
また一方、世界でも2012年では27億ドル、2013年では51億ドル(前年比89%増)の市場予測になっており大きな市場になってきている。
(グラフ引用 「日本の主要クラウドファンディング 累計支援額 月次推移 (積み上げグラフ)」)
そして、クラウド・ファンディングがターゲットとしているプロジェクトオーナーは、以下のように都市銀行、信用金庫、ベンチャーキャピタル、助成金によって資金調達が困難な層である。
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また、クラウド・ファンディングが商品やサービスのどのステージで活用されるかは、金融機関による資金調達が困難かつ小額資金の投資で済むアーリーステージがメインである。
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(上2図引用 「町工場発! 面白ガジェットとクラウドファンディング 」)
クラウド・ファウンディングの概要は以上であるが、当サービスがある分野の資金調達基盤となるうえで重要な事は、
・プロジェクトオーナー側に利用する明確な理由がある(→①)
・出資者側に直接金融の仕組みに対してニーズが存在する(→②)
・購買型の見返りとして魅力的な商品もしくはサービスが企画できる(→③)
・プロジェクトを応援し、口コミで広げるコミュニティーが存在する(→④)
・クラウド・ファンディングの特性と、生まれる商品・サービスの特性に関連性がある(→⑤,⑥)
ことである。
一例としては、avexのSUPER☆GiRLS擁するアイドル・プラットフォームのiDOL Streetによるhanarichuのデビュー資金獲得のためのプロジェクトや、同じくavexの東京女子流による映画作成における一部分(宣伝配給費)を獲得するためのプロジェクトなどである。
hanarichuは100万円の目標額に対して241人のパトロンと160万の資金獲得によって終了し、
東京女子流は300万円の目標額に対してまだ募集期間が2週間以上残っているにもかかわらず172人のパトロンと380万円を獲得している。
・【hanarichu】
http://camp-fire.jp/projects/view/735
・【東京女子流】
http://camp-fire.jp/projects/view/835
・その他
【AeLL.】
http://shootingstar.jp/projects/173
【ももクロ】
http://momochro.com/2ch/morningcoffee/1277537085/
(注:クラウド・ファンディングプラットフォームを利用する以前の小口出資の例)
【Jo志校】
https://faavo.jp/niigata/project/9
【銚子元気娘。】
https://readyfor.jp/projects/genkimusume
(注:失敗例)
このようにアイドルの資金調達に対してクラウドファンディングを活用する流れは、クラウド・ファンディングのブームを利用した事例として多くの人の記憶から忘れ去られることになるのだろうか?
それとも今後アイドルを応援するプラットフォームとしてクラウド・ファンディングが活用されていくのだろうか?
ここでは述べていこうと思っている。
まずはクラウド・ファンディングの概要を理解した上で、アイドルとクラウド・ファンディングの相性が良い点について6つ述べる。
◎クラウド・ファンディングの概要
クラウド・ファンディングとは、つまりクラウド・ファンディングとはプロジェクトに対してソーシャルメディアを基に情報を拡散し、不特定多数の人間から小額資金を収集することによって、プロジェクトのファイナンスを可能にするプラットフォームである。
不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指し、ファンによるアーティストの支援、ベンチャー企業への出資、映画、フリーソフトウェアの開発、発明品の開発、個人・事業会社・プロジェクトへの貸付など、幅広い分野への出資に活用されている。
一般に製品開発やイベントの開催には多額の資金が必要となるが、クラウドファンディングでは、インターネットを通じて不特定多数の人々に比較的少額の資金提供を呼びかけ、一定額が集まった時点でプロジェクトを実行することで、資金調達のリスクを低減することが可能になる。
ソーシャルメディアの発展によって個人でのプロジェクトの立ち上げや告知が容易になり、それに呼応する形でクラウドファンディングによる資金調達が活発になりつつある。
(from Wikipedia 一部改変)
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(図引用 「コンテンツがフロー化していく時代の“体験”の価値とクラウドファンディングの可能性」)
出資者側のリターンとしては、金銭的な収益を期待する「投資型」、純粋に寄付のみを行う「寄付型」と金銭以外のリターンがある「購買型」の3種類に分けられているが、アイドルやアーティスト等のエンターテイメント分野では「購買型」のリターンが主流である。
日本ではこれらクラウド・ファンディングのサービスがテレビなどマスメディアから注目を集めることで、順調に市場を拡大させており、2013年には8億円程度となり、CAMPFIREやREADYFOR?などのサービスが有名である。
また一方、世界でも2012年では27億ドル、2013年では51億ドル(前年比89%増)の市場予測になっており大きな市場になってきている。
リンク先を見る |
日本の主要クラウドファンディング 累計支援額 |
そして、クラウド・ファンディングがターゲットとしているプロジェクトオーナーは、以下のように都市銀行、信用金庫、ベンチャーキャピタル、助成金によって資金調達が困難な層である。
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また、クラウド・ファンディングが商品やサービスのどのステージで活用されるかは、金融機関による資金調達が困難かつ小額資金の投資で済むアーリーステージがメインである。
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(上2図引用 「町工場発! 面白ガジェットとクラウドファンディング 」)
クラウド・ファウンディングの概要は以上であるが、当サービスがある分野の資金調達基盤となるうえで重要な事は、
・プロジェクトオーナー側に利用する明確な理由がある(→①)
・出資者側に直接金融の仕組みに対してニーズが存在する(→②)
・購買型の見返りとして魅力的な商品もしくはサービスが企画できる(→③)
・プロジェクトを応援し、口コミで広げるコミュニティーが存在する(→④)
・クラウド・ファンディングの特性と、生まれる商品・サービスの特性に関連性がある(→⑤,⑥)
ことである。
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- 外資系戦略コンサルタントがアイドルをビジネス視点で分析