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Blogger,Twitter創業者が始めた3匹目のドジョウに注目!

その名を<Medium>と言います。中心人物はエバン・ウィリアムズ(Evan Williams)氏、41歳。

1999年にブログソフトのはしり、Bloggerをスタートさせて注目を集めました。2003年にグーグルに売却、若くしてミリオネアになり、3年後の2006年には”マイクロブログ”とも言うべきTwitterをローンチ。つい先日の11月7日にニューヨーク証券取引所に上場したことで25億ドル(2,500億円)の資産家になりました。

個人のオンライン発信メディアを2つも大成功させた人物が手がけているのが<Medium>なのです。しかも、Blogger、Twitter時代からの同僚2人と一緒にです。それが1年ほどの試行フェーズを経て、先月末あたりから一般公開されたのです。興味津津。

実はしばらく前にMediumのページにアクセスしたので、詳細は定かではないのですが、まずはTwitterのアカウントでサインインすることが求められます。簡単でいいですが、Twitterアカウントがないと利用できないということでもあります。これでMedium側は利用者の属性を知り、発言内容から好みや傾向を知ってサービスに活かすのでしょう。

しかし、登録して、このサイトを見ていても一体、どこが新しく、先の2つに次ぐようなインパクトを秘めているのか、当方にはサッパリ分かりません。そこで、ここに日本語で投稿されていた力武健次氏に、厚かましくもメールを出して教えを請いました。

と、すかさず、力武氏はご自分のお考えを「私に対してMediumに関する質問があった.良い機会なのでその質問に対する見解を記事として書いておくことにする」としてMediumに記事を投稿されました。ぜひ、お読み頂きたいのですが、それを読んでいくつか気付いたことがありました。

上記の「私に対してMediumに関する質問があった.良い機会なのでその質問に対する見解を記事として書いておくことにする」というのは、第1パラグラフです。その本文の右側あたりをダブルクリックすると<+>ボタンが浮かぶので、それを押すとパラグラフの横に私の名前が出て、その下に「Leave a note」とあります。

そこに、自分の意見や見方、追加情報を読者が自由に書き込めるというわけですね。そしてこの書き込み欄の下には「This note is only visible to you and the author, unless the author chooses to make it public.」と小さな字で表示されています。記事の筆者が<公開>を選ばない限り、第三者には見えないのがデフォルトの設定というわけです。

こうすることで、他人に読ませて炎上を狙うような無責任な書き込みや人身攻撃、下らないスパム広告などが意味を失い、単語の打ち間違いなどのささいな指摘を画面に残すこともないというわけです。そして、一方で、後に続く読者に有益な意見や見方などは、著者の選択で誰にも見られるようにし、建設的な議論を重ねることに繋がる、という考えなのでしょう。

こういう機能を、通常のブログだと記事の最後にあるコメント欄をなくし、パラグラフ毎につけたことについて、「Mediumのbest partsの一つだ」とWilliams氏は自身の記事「Why Medium Notes Are Different and How to Use Them Well」で書き、「これこそがMediumのコラボレーション機能の中心メカニズムだ」と主張しています。(そこにももちろん「note」記入機能を付けています(笑)反対意見があったかどうかはWilliams氏にしか分かりません。少なくとも建設的な反対意見はなかったのでしょう)。

つまり、記事への建設的な意見、新たな視点、有益な新情報などをきめ細かく読者から得て、それを記事に反映させることで、元記事がさらに充実したものになるというサイクルから、高品質な記事が生まれることをWilliams氏は期待しているということでしょう。

さらに、最近<Share Draft>という機能も加わったようです。英語力がないし、英語で応答してくれる友人も想定できないので試していませんが、記事を作成中に、ページ右上に出る<Draft>というボタンを押すと、「秘密のリンク」が現れ、意見を貰えそうな人の一覧が出るとか。その中から選んだ人にメールを送ると、送られた人は公開前の編集段階の記事を読みながら、先の「note」の形で書き込めるそうです。

それに基づいて記事を修正したり、充実させて記事を完成させた場合、公開した記事の「Thanks to」というアリガトウ欄に協力者の名前を掲示出来る仕掛けもあるそうです。(匿名希望の場合は、noteを書いた人自身が名前を削除出来ます)

また、通常のブログソフトにある「オススメ」機能ももちろんあります。そうした履歴やTwitterでの発言履歴や属性などを勘案して、個人個人にオススメ記事が提示される仕組みのようです。関心事が共通する同士の方が閲読率が高まるのは当然ですし、キモの「note」を書き込む可能性も高まるということでしょう。

つい先日のニューヨーク・タイムズの記事ビジネスウィークの記事などによると、オフィスはサンフランシスコで従業員は40人ほど、ニューヨークにも小さなオフィスを開くまでになったそうですが、現在のユーザー数についてはWilliams氏は「言及を拒否した」とタイムズは伝えています。また、どういうビジネスモデルを築くかも定かではありません。さらに、短い記事を読むのに適したモバイルデバイスの普及する中、「Mediumの方向は時代に逆行するもの」という見方も紹介されています。

とはいえ、タイムズが<It would be foolish to underestimate Mr. Williams, given his repeat successes. 。「彼が繰り返し成功したことに鑑みれば、過小評価することは馬鹿げている」と書いたように、当面、この”3匹目のドジョウ”の行方に注目しなければなりません。

Twitterの出始めには、ブームになることを全く見抜けなかった反省を込めて・・・・・

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