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- 2013年11月08日 04:35
文句なしに素晴らしい本。生き方・働き方を考える良書「ゼロ」堀江貴文著
素晴らしい本に久々に出会ったので紹介したい。
ぜひ多くの方に読んでほしい。
特に現状の働き方や仕事に悩みや不満を持っている方はぜひ。
「ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく」堀江貴文著。
ご存知、ホリエモンこと堀江貴文氏の書いた本。 私はホリエモン信者でもないし、50冊ぐらい出ている彼の本の中で、 読んだのは多分3~4冊ぐらいしかない。
むしろ本を乱発していっぱい出し過ぎていて、 かえって「また出したのか」と思ってしまい、 どうせメルマガとかブログとか講演をお手軽にまとめた、 内容が薄く、今までの主張の繰り返しの本だろうみたいに思ってしまい、 新刊を手を出す気にはなれなかった。 それにメルマガもとっていないし、ブログも見ていない。 だから私がこの本を絶賛するのは、 なんでもかんでもホリエモンの出す本はいいという、 信者的な理由ではないということを断っておきたい。
たまたま知人のツイッターでこの本を勧めていた。 書店で目次をみて、さらっと見てやめた。 ホリエモンの子供時代の話なんか知りたくもないし、 内容も薄いように思えたからだ。
ただ翌日、大阪出張で新幹線内で読む本がなく、 書店にかけこんで、何でもいいから1冊と思った時に、 まあとりあえず読んでみるかと軽い気持ちで買ったのだが、 この本の内容は実に素晴らしい。 共感できる部分が多く、ぜひ多くの人が読むべき本だと思った。
ホリエモンの子供時代から大学時代までの話が半分ぐらいで、 それをベースに、生き方・働き方についての考え方やアドバイスが半分ぐらいの内容。
買収劇などホリエモン激動の時代ではなく、 子供の頃の話が実に新鮮でおもしろい。 この子供の頃の体験話が前半にあるからこそ、 彼が仕事や働き方やお金についてどう考えているのか、 後半で解説している部分が実に活き活きしている。 もしこの子供時代の話がなければ、 軽薄なノウハウ本で終わっていた可能性が高いが、 この2つがセットになっていることで、 ものすごく説得力がある内容になっている。
日本人の多くが、仕事がつまらないもの、生活費を得るためのもの、 我慢してやるものと捉えているのではないか。
それをホリエモン流に解説すれば、
自らの「労働」をお金に換えているのではなく、 そこに費やす「時間」をお金に換えているのだ。
ということになる。まさにその通りだと思う。 だから台風だろうが定時に行くことばかりに必死になり、 サービス残業して残業代を稼ごうとしたりするのだろう。
でもこう彼は指摘する。
これからの時代、時間以外に提供可能なリソースを持っていない人、 給料を漫然と「もらう」だけの人は、ほとんど淘汰されていく。
現に外国人やロボットにどんどん置き換わっている。 会社に従順なだけ「奴隷」は人件費の高い日本人である必要はまったくないのだ。 もしくはブラック企業のように日本人であっても使い捨てのごとく使われるかだ。
そしてこの「時間」意識がないことが、日本人が不幸せな理由だと指摘する。
人生が豊かになっていかない根本原因は、なによりも「時間」だ。
苦役としての時間提供が生活費を得るための仕事だと思っている。 だから苦痛な仕事に人生の大半を奪われているから何をしても幸せに思えない。 心の豊かさを感じることができない。
だから彼は仕事への意識を変えて、自分の手で仕事を工夫したり、 つくりだす楽しみを見出すことが大事だと一貫して説いている。
ここだけ読むと当たり前のことと思うかもしれないが、 子供時代の前半部分を読み、彼の波乱万丈な体験が随所に織り交ぜながら、 仕事の捉え方話を読んでいると、目が覚めるというか、心にすっと入ってくる。
それ以外にもたくさん素晴らしいメッセージが織り込まれている。 かつてのホリエモンのような、すべてを見下し、 驕った感じの書き方がほとんどないのですっと読める。
また私がこのブログで生き方や働き方について書いていることとも、 共通していることが結構多くあるので、 このブログの読者にはとっても合う内容だと思う。
ホリエモン本という色眼鏡で見ず、ぜひ読んでほしい。 よりよい生き方、働き方のヒントを得られると思います。
「ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく」堀江貴文著
「ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく」堀江貴文著。
ご存知、ホリエモンこと堀江貴文氏の書いた本。 私はホリエモン信者でもないし、50冊ぐらい出ている彼の本の中で、 読んだのは多分3~4冊ぐらいしかない。
むしろ本を乱発していっぱい出し過ぎていて、 かえって「また出したのか」と思ってしまい、 どうせメルマガとかブログとか講演をお手軽にまとめた、 内容が薄く、今までの主張の繰り返しの本だろうみたいに思ってしまい、 新刊を手を出す気にはなれなかった。 それにメルマガもとっていないし、ブログも見ていない。 だから私がこの本を絶賛するのは、 なんでもかんでもホリエモンの出す本はいいという、 信者的な理由ではないということを断っておきたい。
たまたま知人のツイッターでこの本を勧めていた。 書店で目次をみて、さらっと見てやめた。 ホリエモンの子供時代の話なんか知りたくもないし、 内容も薄いように思えたからだ。
ただ翌日、大阪出張で新幹線内で読む本がなく、 書店にかけこんで、何でもいいから1冊と思った時に、 まあとりあえず読んでみるかと軽い気持ちで買ったのだが、 この本の内容は実に素晴らしい。 共感できる部分が多く、ぜひ多くの人が読むべき本だと思った。
ホリエモンの子供時代から大学時代までの話が半分ぐらいで、 それをベースに、生き方・働き方についての考え方やアドバイスが半分ぐらいの内容。
買収劇などホリエモン激動の時代ではなく、 子供の頃の話が実に新鮮でおもしろい。 この子供の頃の体験話が前半にあるからこそ、 彼が仕事や働き方やお金についてどう考えているのか、 後半で解説している部分が実に活き活きしている。 もしこの子供時代の話がなければ、 軽薄なノウハウ本で終わっていた可能性が高いが、 この2つがセットになっていることで、 ものすごく説得力がある内容になっている。
日本人の多くが、仕事がつまらないもの、生活費を得るためのもの、 我慢してやるものと捉えているのではないか。
それをホリエモン流に解説すれば、
自らの「労働」をお金に換えているのではなく、 そこに費やす「時間」をお金に換えているのだ。
ということになる。まさにその通りだと思う。 だから台風だろうが定時に行くことばかりに必死になり、 サービス残業して残業代を稼ごうとしたりするのだろう。
でもこう彼は指摘する。
これからの時代、時間以外に提供可能なリソースを持っていない人、 給料を漫然と「もらう」だけの人は、ほとんど淘汰されていく。
現に外国人やロボットにどんどん置き換わっている。 会社に従順なだけ「奴隷」は人件費の高い日本人である必要はまったくないのだ。 もしくはブラック企業のように日本人であっても使い捨てのごとく使われるかだ。
そしてこの「時間」意識がないことが、日本人が不幸せな理由だと指摘する。
人生が豊かになっていかない根本原因は、なによりも「時間」だ。
苦役としての時間提供が生活費を得るための仕事だと思っている。 だから苦痛な仕事に人生の大半を奪われているから何をしても幸せに思えない。 心の豊かさを感じることができない。
だから彼は仕事への意識を変えて、自分の手で仕事を工夫したり、 つくりだす楽しみを見出すことが大事だと一貫して説いている。
ここだけ読むと当たり前のことと思うかもしれないが、 子供時代の前半部分を読み、彼の波乱万丈な体験が随所に織り交ぜながら、 仕事の捉え方話を読んでいると、目が覚めるというか、心にすっと入ってくる。
それ以外にもたくさん素晴らしいメッセージが織り込まれている。 かつてのホリエモンのような、すべてを見下し、 驕った感じの書き方がほとんどないのですっと読める。
また私がこのブログで生き方や働き方について書いていることとも、 共通していることが結構多くあるので、 このブログの読者にはとっても合う内容だと思う。
ホリエモン本という色眼鏡で見ず、ぜひ読んでほしい。 よりよい生き方、働き方のヒントを得られると思います。
「ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく」堀江貴文著