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ダボス会議2011〜(5)チーム日本の活躍

この場を借りて、菅さんのスピーチを支えた人々を称えたい。スピーチの骨子を創った田坂広志さん、官邸のジェームス近藤さん、グロービスの講師でもあり官邸の広報を司る加治慶光さん、そしてWEFの土屋さん。さらに、内閣官房副長官の福山哲郎さんと古川元久元内閣官房副長官だ。皆、G1サミットのメンバーでもある。

今回の日本代表の活躍は、目を見張るものがあった。これだけ日本に対して逆風が吹く中、それぞれの役割を果たしながら、一致団結して、動いていた。

日本からのダボス会議の参加者の面々は、以下だ。三菱商事の会長小島順彦氏(今回の共同議長)、JICA理事長の緒方貞子氏、次期経済同友会代表幹事の長谷川閑史氏、三菱ケミカルホールディングス社長の小林喜光氏、伊藤忠商事の小林栄三会長、慶応大学塾長の清家篤氏、元経済財政・金融担当大臣の竹中平蔵さん、前学術会議会長の黒川清氏、元外務大臣の川口順子氏等日本を代表するリーダーが勢ぞろいだ。

中堅・若手では、田坂広志さん、ローソン社長の新浪剛史さん、ライフネット生命副社長の岩瀬大輔氏、オイシックス社長の高島宏平さん、藤沢久美さんなどだ。外国人としては、在日米国商工会議所の会頭も務めていたアフラック会長のチャールズ・レイク氏の存在が光る。日本人以外の人が日本を代弁するのが、最もパワフルなメッセージを伴う。そういう意味でも、菅総理歓迎ランチで司会進行役を果たしたカルロス・ゴーン氏の存在も大きい。

海外から参加した建築家でもある森俊子さん、更にはセッションのモデレーター役を引き受けていた一橋大学大学院教授の石倉洋子さん、慶應大学のメディアデザイン研究科の稲蔭正彦氏も貴重な戦力でもある。

特筆すべきは、日本が提案したTABLE FOR TWOだ。古川さん、近藤さんがリーダーシップを発揮して立ちあげたムーブメントは、今年のダボスでも健在だ。シュワブ氏主催の菅総理歓迎ランチにも、TABLE FOR TWOがあった。途中で若手メンバーが何回か、記者会見も行っていた。

そして忘れてはいけないのが、WEF内で日本人として支えたWEFの日本人スタッフだ。彼らの協力が重要だし、僕らとしては、彼らがWEF内で発言力を増すために協力することも不可欠だと思う。

こういう会合に出て思う事は、日本で活躍しても、海外で存在感を発揮できなければ意味が無いということだ。日本の学者は、内向き過ぎないであろうか。日本人でモデレーター役を果たしたのは、石倉洋子さん一人のみだ。今回の学者枠も大幅に減っているようだ。海外に思いっきり存在をアピールして欲しい。

メディアも内向きではないか。中国のCCTVを含め、多くのテレビ局は、報道番組を企画しているし、大量のメディアクルーを連れて来ている。NHKは、今年は何もしていない。とても残念だ。メディアで日本人として、モデレーター役を引き受けられたのは、皆無だ。

日本の大企業経営者も、ダボスに参加できる資格を得やすいので、その機会を使わないのは、勿体なくないだろうか。NTT、トヨタ、ホンダ、パナソニック、キヤノン等も不在だ。もっと積極的に出てもいいのではないかと思う。

残念なのは、経団連の不在だ。また、野党自民党も党首クラスが軒並み欠席だ。参加できる資格を使わないのは、日本にとっても損失だ。

日本から今年の参加者は、80名。約4%だ。インドが120名で、中国は、60名を下回るぐらいだったかと思う。再来年からは、開催時期が一週間早まると言う。日本の政治家が、出やすくなる一方で、中国からも来やすくなる。今後は、日本の招待枠が減ることが予想される。しっかりと貢献しないと、どんどん参加者数が削減され、日本の発言力が低下することになりかねない。

国家としての存在感が低下している中で、重要なのは、個人としての存在感だ。僕も、招待状をもらえているうちは、最大限の貢献をしたいと思う。

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