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Facebookが明暗をわける?川崎市長選挙にみる地方選(首長選)のネット選挙

2013年10月27日に行われた川崎市長選挙ですが、低投票率(32.82%)ながら、約2,858票差という僅差で、自公民推薦候補を破った福田のりひこ氏のネット選挙はどうだったのか?を検証しています。

当選した福田のりひこ氏も自公民推薦候補として出馬したひでしま善雄氏も、SNSはFacebookに力を入れておりました。(Twitterは休眠状態か、Facebook投稿との連携で使っている。)それぞれ個人でのアカウントも保有しつつ、Facebookページをメインとして運用しており、それらを比較したいと思います。

リンク先を見る
(2013/10/25時点での数)

ここで特徴的なのは、投稿数とシェアされた数のところ。
参議院選挙での検証でも指摘いたしましたが、投稿数が多いことはプラスに影響いたしません。

特に「○○駅で街頭演説しました」などの、自分のことだけを一方的に連続して発信するのは
ユーザーにとっては『またそれか?』など飽きられてしまう印象も見受けます。

Facebookを選挙に活かすために最も重要なのは、シェア数。
よくここで間違うのですが、「いいね!」の数は多いに越したことはないですが、最重要点ではありません。

シェアによって、情報を拡げていき、候補者をしってもらう。投票へ導いていくことが重要です。Facebookの友達が5,000人とか、ファンの数(Facebookページのいいね!数)が数万人とか、いいね!が多いとか、それらよりも重要なのが「シェア」です。

このシェアを引き出していくための細かな運用テクニックが、福田のりひこ陣営にありました。

13日間の選挙活動中に、約1日1回の質を求めたコンテンツを投稿していく。(終盤の盛り上がりでは1日2回の投稿も)
見ている方が、シェアしやすいように文脈を考え、画像や動画のクオリティを上げるなど、丁寧な運用です。

もともと、Facebookで繋がっている母数が1,383人(個人アカウントの友人数とFacebookページのファン数)として、
それに掛け算で、374シェアの先で繋がっていく人々を加えていくと、数万人へのリーチだったと思われます。

約2,858票差という僅差の中で、福田のりひこ氏の地元が大きく得票し貯金を増やしたことからも、Facebookで身近な友人同士での影響がプラスに働いたことは想像できます。

Facebookが接線を制した!というのは大げさかですが、地元での得票数増加に役立ったことは間違いないでしょう。
今回のような僅差の場合は、あなどれないツールとなっていく気が致します。

福田のりひこ氏の公式Facebookページ
http://www.facebook.com/fukuda.shigotonin

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