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ちきりんはグローバルマチョ子

おととい、いが…もとい、ちきりん氏にツイッターでちょっと絡んでみたら珍しく相手をしてもらった。ところが彼女の返答ツイートが波紋を広げてしまい、結果的に3ケタに達するRTに。フォロワー数も大してない、か弱い小市民に過ぎない筆者は怒涛の反響に成す術もなく、彼女の影響力に怯えるしかなかった。
きっかけのツイートはこちら。要は「いい年して自分の置かれた立場に気付け」って話。

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で、今年38歳の小生はこう反応すると。。。

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彼女からのお返事。いや、これが「追い打ち」どころか精神的には「百倍返し」を食らう結果になってしまった。

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ちきりん氏が持ち出してきた5年前のエントリー記事。早速拝読しましたよ。これ、多分彼女の知名度がキャズムするも前だと思うけど、「37歳が最後通告」と言われて、さらに落ち込みましたね。

かの孔子は「四十にして惑わず」と言ったのに、いまだ大業を果たせぬ小生などは四十目前にして迷走しまくりだ。三十五にして新聞社を脱藩してビジネス界への転身を画策するも、己の才覚の無さにより、たちまち病気でぶっ倒れる始末。で、全く予想外のフリーランスとなって、こうして駄文を書いたり、小さな会社の広報をご支援したりして辛うじて食いつないでいる。英語も苦手で大嫌いなので海外旅行にも興味はなく、出版企画も編集者にフラれてしまった。今や外人と編集者と出くわすたびに顔色をうかがいながら、都会の片隅で怯える毎日。一部読者からは「お前のせいでアゴラの質が下がった」と罵倒される。そんな「非リア充」まっしぐらの私にはこう返すが精一杯だった。

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ちなみに田端さんもこんな反応をしているが、おいおい、あんた全然リア充やんけ(苦笑)。こちとら、同じ年なのに彼我の差が恥ずかしくて田舎の両親に合わせる顔があらへんわ。

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しかし、世の中には田端氏のように「メディア界の寵児」扱いされ、颯爽と四十路を迎えられる人間ばかりではない。ちきりん氏のツイートに対して身に詰まされる思いをする同世代(?)からもいくつか反応が出てきた。

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改めて、ちきりん氏の影響力を痛感すると同時にはたと気付いた。彼女に言われたことにショックを受けるだけならまだいい。そもそも彼女の言説の正当性は普段からあるのだろうか。アラフォーで芽が出ていない私ですが、シニアが経験を活かした起業とかバブル世代の倍返し起業のように遅咲きにも寛容な社会であってほしいという思いもある。

もちろん彼女のエバンジェリストの才覚はリスペクトしている。元プロ野球担当記者として、この「プロ野球界の未来はとても明るい!?」という思考を試す記事を拝見したときは率直に面白かったし、当時グロービスでクリティカルシンキングを習っていたこともあって刺激になった。元同僚の勝間さんと同じく、お堅いビジネスの話題を咀嚼して発信する能力に長けている。「自分のアタマで考えよう」は、クリチキリンシンキングとでも言うべき、思考系科目の“翻訳”。続く「未来の働き方を考えよう」も、その分厚さと異文化感で取っ付きにくさもあった「ワークシフト」をかみ砕いた意訳本だ。本名で出した著書とも合わせ読むと、日本が長く停滞してきた社会的要因のある一定部分が見えてくる。

リンク先を見る未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる [単行本]
ちきりん
文藝春秋
2013-06-12




しかし、マッキンゼー出身者、特に日系企業未経験者にありがちな言説だが、「英語を話せないビジネスパーソンは三流のカス」「世界に飛び立て」的な価値観を押し付ける嫌いを強く感じる。もちろん彼女が言うようにグローバル化、IT化の波が他の先進国と同様、日本社会の構造に変革を迫っていて、それに対応しきれていない問題点の存在は同意する。ただし、世界の勝ち組になるにしても国民性が持つ良さをどう引き出していくか、という視点を軽視しているようにも感じるし、他の先進国と置かれた状況も違う。「ワークシフト」が言う3つのシフトがそっくりそのまま起きるかは違和感もある。

少なくとも僕らが現役のうちは、1億人の市場があって国内マーケットはそこそこある。言語などの障壁がある故に成り立つローカルビジネスの市場までも捨て去って、韓国のように国内の勝ち組はほんの一握りというグローバル対応社会(オーディション社会)に変えて行くことが彼女おすすめの「世界基準の幸福社会」なのだろうか?いや、もちろん、今よりは大胆な競争政策を導入して国内市場の活性化、企業社会の新陳代謝を進めて新しい時代に対応しなければならないのだけど、日本人や日本企業には、自分たちのアドバンテージを活かした戦略的なグローバル化があるんじゃないかとも感じる。司馬遼太郎の「翔ぶが如く」で、若き日の大久保利通が島津久光に進言する「大攘夷」のような世界観ですね(注・大河ドラマで見た記憶)。

うさみんが批判するタムコーさんにも言えるところだけど、さも米国社会・企業の価値観=グローバル化の全てであるのはちょっと押し付けがましいんじゃないかな。「虎の威を借りた狐ならぬ、リンダ・グラットンの威を借りた狸オバチャン」だとか「いい人風・勝間和代」(by人材コンサルタントのT.Yさん…笑)だとか「グローバルマチョ子さん」なんて言われないためにも、新時代へのシフトに付きまとう社会的な犠牲者をどうソフトランディングさせて救済(社会保障的な価値観ではなく自立自走させる価値観で)していくかも、その卓越した見識で示していただければと思います。このネタ、また追々書いていきます。

ところでハフィントンポストはまだ原稿依頼いただけないんでしょうか。じゃ締めのセリフは敬意を込めまして。

そんじゃーな(~_~)!

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