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「東大生によるウェブテスト代行ビジネス」は善いのか、悪いのか

こんなビジネスが立ち上がっています。

ウェブテスト代行.com | 東大生によるウェブテストの代行サービス

魚拓:http://megalodon.jp/2013-1018-1659-22/xn--gckc8c8bl5f174zl8zf.com/

東大生によるウェブテスト代行ビジネス

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ウェブテスト代行.com」は、就職活動の際に行われる「ウェブテスト」を、お金を払って東大生に代行してもらうサービス。このサービスを使うことで、企業の選考を突破しやすくなります。

以下、利用者の声。

サマーインターン選考に落ちてしまい、一時はどうなってしまうのかと悩んでいた時に偶然このサービスを発見しました。お陰様で、複数の会社の選考に通過し、無事に希望とする会社から内定を頂くことができました。本当に感謝しております。— K.N様(M大学)


私の場合、勉学以外に多くの経験を積んでいた為、面接まで行けば魅力をアピールできるとは思っていましたが、テストを突破できる自信がなく門前払いになってしまったらどうしようと悩んでいた所、このサービスのお陰で無事にテストを突破することが出来て大変助かりました。— E.I様(K大学)


第一志望に国内大手の企業を狙っていたのですが、学歴による選考が厳しく、少しでも事前のテストで好成績を残し総合点で内定を取るためにこのサービスを使わせて頂きました。結果、無事に内定獲得に成功出来ました。— S.M様(D大学)

利用料金は下記。時給30,000円なので、ビジネスとしては収益性高いですね。

■30分未満 20,000円

■30分~45分 25,000円

■45分~60分 30,000円

■60分~ 35,000円

それをお金で買いますか

リンク先を見る それをお金で買いますか――市場主義の限界 posted with ヨメレバ
マイケル・サンデル,Michael J. Sandel 早川書房 2012-05-16
Amazon Kindle 楽天ブックス


マイケル・サンデルの「それをお金で買いますか――市場主義の限界」に通じるものがある事例ですね。こちらの書籍では「行列を割り込む権利」「早く医者に診てもらう権利」「絶滅危惧種のクロサイを殺せる権利」「謝罪の代行」などが「販売」されているという事実を元に、その善悪が問い直されています。

ぼくは法律の専門家ではないので、このビジネスの違法性についてはよくわかりません(弁護士ドットコムあたり、記事を書いてくれないかな…)。現行の法律で「違法」とされるのならわかりやすくNGという判断は出せますが、もしも「違法とはいえない」とするのなら、話は難しくなります。

ぼくの善悪感覚でいえば、このビジネスはNGです。直感的な判断ですが、あえて言語化すれば「人を騙しているから」というシンプルな理由に帰結するでしょう。

もう少し掘れば「このサービスを利用することが、購入者のためにならないから」という理由も挙げられます。「自分が人を騙したこと」というわだかまりは、自分に掛けられた「呪い」として、その人の心に存在しつづけることになるでしょう。悪行というものは「バレなければいい」というものではないのです。

違法性は法律家に任せるとして、みなさんは一人の市民として、このサービスについて、アリだと思いますか、ナシだと思いますか。ぜひコメント欄でご意見をください。


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