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  • 階猛
  • 2013年10月14日 11:19

復興、まだら模様-気仙沼、陸前高田視察

震災から31回目の月命日を迎えた11日、民主党東日本大震災復旧・復興推進本部のメンバーで気仙沼市と陸前高田市を訪ねました。この本部は、安住淳本部長、黄川田徹ネクスト復興大臣をはじめ被災県の議員が中心で、私も副本部長を務めています。今回は、海江田代表、参院復興特別委員会の蓮舫委員長も駆け付けてくれました。

最初に気仙沼の漁協や商工会議所の皆さんにお会いし、民主党政権時代の中小企業グループ補助金への感謝の声をお聞きしました。他方で水産物の冷凍、冷蔵施設が再建できないため水産加工業の売上高がいまだに震災前の3分の1に留まっていること、これを解決するため1メートルほど地盤沈下した漁港周辺の土地のかさ上げを急いで欲しいといった切実な要望もありました。次に訪ねた市役所では、菅原市長から、「オリンピック関連事業等のインフラ整備が人手不足や資材高騰を招き、被災地復興の妨げにならないようにして欲しい」との要望が真っ先に寄せられました。

陸前高田に入ると、山を削って得た大量の土砂を浸水地域の盛り土に使うため、気仙川を横断する壮大なベルトコンベアーが建設中でした。気仙川にかかる通常の橋では土砂を積んだダンプの往来に耐えられないため、このような方法を取るようです。今年度中の完成に向けて順調に工事が進む高田道路の工事現場も視察しました。高田道路は三陸縦貫道の一部で、開通すると陸前高田の中心部から大船渡まで安全に、かつ短時間で移動できます。

また、津波で全壊し、今は大船渡の仮校舎で授業を続けている高田高校の工事現場を、横田校長のご案内で視察しました。第一体育館の工事が進められているものの、肝心の校舎などは人手不足や資材高騰のあおりで施工業者が決まっていません。横田校長は、「平成27年度から新校舎で生徒を学ばせたい」と語っておられました。逆に言えば、計画通り進んでも、震災後に入学した現在の2、3年生は不便な仮校舎で高校生活を終えることになります。せめて1年生の皆さんには、本来の校舎で母校を巣立って欲しいと痛感しました。

月命日である11日ですら、震災に関する報道は少なくなってきています。そして、その内容も特定の地域、事象に偏りがちです。東日本大震災の被災地域はとてつもなく広く、取り組んでいる事業も膨大です。復興が進んでいる場所、事業とそうでないところが「まだら模様」になっているのが現状です。「まだら」をなくし整った模様に仕上げるべく、今回浮き彫りになった課題解決に向け、15日からの臨時国会で積極的に提案します。

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