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ジャネット・イエレンのベビーシッターは何故ハッピーか? 賃金のネチネチ問題と中央銀行の積極関与との関係

ニューヨーク・タイムズがジャネット・イエレンの経歴に関する秀逸な長尺記事を掲載しました。この記事を書いたのはビンヤミン・アップルバウムです。

ジャネット・イエレンは1946年にブルックリンのベイリッジで生まれました。ベイリッジはスタッテン島のちょうど対岸にあたる、中流のコミュニティです。

イエレンの母は学校の教師で、経済に関心があったそうです。父は自宅で開業医をしていました。

イエレンはフォート・ハミルトン高校時代、学生新聞『ザ・パイロット』の編集長を務めていました。この学生新聞は例年、卒業生総代に突撃インタビューすることを伝統としてきましたが、イエレン自身が成績優秀で卒業生総代になったため、自分で自分をインタビューするという結構、カワユイ展開となり、その「お宝」学生新聞は今でもブルックリン公立図書館に保管されています。

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イエレンはブラウン大学に進学し、最初の経済学の授業を聴講して(自分が進みたいのは、この道だ)と確信します。その後、イエレンはイェール大学のジェームズ・トービン教授のスピーチを聞く機会があり、イェール大学で博士号を取ることを決意します。

旦那さんで、ノーベル経済学賞受賞者のジョージ・アカロフUCバークレー教授と出会ったのは1977年で、連銀のカフェテリアが最初の出会いの場だったそうです。2人は性格的にもピッタリ一致しているし、マクロ経済学の考え方の点でも同じだそうです。2人ともケインジアンであり、人々は非合理的に行動すると考えており、市場は不完全であり、その不完全な市場から発生する問題は、放置しておいても自然には直らないので政府が介入する必要があるという認識を共有しています。

1981年の夏、バークレーで赤ちゃんのベビーシッターを探している時、UCバークレーの学生新聞、「The Daily Californian」に次のような求人広告を出しました:
FACULTY COUPLE seeks child care person 20-40hrs’ week for whole academic year. Job begins Sept.15 Good pay. Call George Akerlof or Janet Yellen Akerlof.
とりわけここでGood pay、すなわち通常より高いお金を払うと書いたことが、後々の2人の研究に大きな影響を与えます。

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小さい赤ん坊を持つ親は、しばしば通り相場より高いお金をベビーシッターに支払います。その行動の背後には(有利なレートを払えば、よく赤ちゃんの面倒を見てくれるだろう)という考えがあるわけです。

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