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『半沢直樹』記事の後日談【日記泥棒の存在】

■『半沢直樹』フィーバーの実感

 前回に書いた『半沢直樹』記事は、世間一般の人々の大きな感心事であったことも手伝ってか、予想していた以上にアクセス数(当ブログ記事の方ではなくBLOGOS記事へのアクセス数)が伸びたようで、BLOGOSのアクセス解析で確認してみると現状で270,000PVを超えている。(実際はもっと多いのかもしれない)

 前回の『半沢直樹』記事は、朝起きてから1時間程度かけてアップした記事であり、個人的には、ここ最近で最も短時間で書いた記事であったにも拘らず、アクセス数は最も多かったという実に皮肉な結果になってしまった。

 念のため書いておくと、その日の朝に思い付きで記事を書いたわけではなく、前の晩に『半沢直樹』を観終わった後の感想が書かれているいくつかの口コミサイトの確認をし、本当に怒りを露にしている人々が何人もいたので、次の日の朝に処方箋(?)を書いた次第だ。

 当ブログは2007年に開設してから既に6年以上経過(記事数は380程度)しているが、その6年間の総アクセス数(パソコンからのアクセス)は35万PVにも満たない。それが、おそらく最も短時間で書いた簡素な1つの記事が6年間のPVを超える勢いなのだから、BLOGOSの影響力もさることながら、半沢直樹人気のフィーバーぶりが如何に凄まじかったのかということを思い知らされた格好となった。

■ブログ記事をパクる泥棒ブロガーの罪

 私の経験でお話すると、BLOGOSに記事が掲載されても、アクセス数は数百にしかならないこともある。記事が掲載されてから、その記事がピックアップ記事に選ばれるか、一面記事に選ばれるか、あるいはLivedoorニュースに取り上げられるかしないと、アクセス数は思ったほど伸びない時もあり、必ずしも記事の内容とアクセス数は比例しているとは言えない部分がある。もっとも、記事の内容の良し悪しの判断をするのは、書いているブロガーではなく読んでいる閲覧者なので、これは当たり前の話なのかもしれないが。

 あと、その記事が別のサイト(Yahooなど)で取り上げられると更にアクセス数は伸びることになるが、当ブログの場合、「です・ます調」を使用しないせいか、あるいは本音が書かれ過ぎている(?)せいもあるのか、そういったことはあまり無いようだ。当たり障りのない建前ブログを書いている人の方が間接的なアクセス数は増えるのかもしれない。

 書いた記事が多くの人の目に触れることはブロガーの喜びでもあり、いろんなブログで間接的に紹介されることもブロガー冥利に尽きると言える。しかしながら、たまに、他人が書いた記事を引用元を記すこともなく、自分が書いた記事として、文章をそのままパクって掲載している人を見かける。そういうブログを見かけると何とも言えない嫌な気分になる。パクっている当人に悪気が無いとしても、この感情は変わらない。

 この感情は経験したことのある人にしか解らないかもしれない。ブログを書いていない人にも分かるように言うなら、例えば、自分で山に登って苦労して撮影してきた写真を勝手に使用された場合の感覚を想像していただければよいのではないかと思う。「これは私が撮影したものです」と言わんばかりに、その写真を他人が使用しているのを見つけた感覚に近いと言えるだろうか。あるいは、自分で苦労して作った料理を他人が「自分が作った料理です」と言っている場面を見た時の感覚にも近いと言えるかもしれない。

 今回の記事でも、内容の一部を改竄してアフィリエイト記事として利用している人がいた。ここでそのブログ名を掲載してもよいのだが、せっかく運用しているブログが閉鎖に追い込まれると気の毒なので、今回は敢えて書かないが、やっていることは「盗用」という立派な犯罪行為である。

■インターネット社会の功罪

 大学の卒業論文でも、参考にした書籍の文章をほとんどそのままパクるという行為があることはよく知られた話だが、現代のように何でもかんでもデジタル化されると、それほど罪の意識を感じることもなく真っ先にパクられるのがテキスト文である。

 「情報知」として、他人が人生における経験と学びで得た知恵や価値を共有することはインターネット社会が生み出した素晴らしい「」の部分だが、逆に他人の経験を恰も自らが経験したが如く無断で盗用するという詐称行為を行っても全く罪や恥の意識を感じない人間を作り出したことは、インターネット社会が生み出した醜悪な「」の部分である。

 他人が書いた書籍や記事を参考にして、自分自身の言葉で文章を書くというのが本来のまともな姿であり、実際、ブログ記事を書いている人の多く(ほぼ全員)は、そのようなスタイルを採っている。ブログネタとなる書籍や様々な情報グッズを購入し、その経験によって得たほんの僅かな価値を自分自身の言葉で世に発表する。それが、まともなブロガーが日々実践している自己投資というものだ。
 そういった自己投資を一切行わず、他人が書いた文章を無断でパクるという行為は、どう考えてもただの泥棒である。

 一頃、デジタル化された書籍(自炊本)の著作権というものが騒がれたが、実際に盗用されるという当事者としての体験を通してしか、その問題点は感じることができないのかもしれない。
 経験も実感も伴わないパクリ記事を無断で改竄し掲載しているという時点で既に個人の日記としてのブログとは言えない。それはブログという体裁を纏い他人に成り済ました日記泥棒であり、商犯罪行為でもあることを自覚し反省していただきたいと思う。

 『半沢直樹』で話題となった土下座ではないが、間違ったことをした人間が謝罪するという文化はネット社会でこそ必要だと思う。警察がネット社会を全て把握できないのであれば、ネット上での被害や損害問題を警察に代わって取り扱うような新たなネットビジネスが生まれるべき時代なのかもしれない。

【関連記事】
『半沢直樹』のラストに激怒する人々への処方箋

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