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「在日」関連の2つのデモ

 『共同通信』によると「在日コリアンを差別し、排斥するヘイトスピーチが繰り返されていることに抗議しようと、市民グループが主催した「差別撤廃 東京大行進」が22日、東京都新宿区であった」とのことですが(「在日コリアン差別、やめよう 新宿、2千人デモ行進」)、思うことがあったので、これについて少し。

1 デモ

 私は基本的に自分達の意見としてこういうことを考えているということを述べる場所は多ければ多いほど思っています。そのため基本的にはデモという形もありだと思っています。

 それにこうしてマスコミで報道されれば、自分たちと同じようなことを考えている人がいることがわかり、いろいろ励みになるなど、さまざまな効果を与えると考えます。

 ただ、デモはどうしても大勢の方が参加するので、いろいろ問題も起こりやすいことは確かですし、交通規制をかかります。そのため、無条件にといかないのが現実で、中国などでは、それを口実に事実上デモを行えなくしてしまっています(中国で反日デモが起きなかったことについて)。

2 「ヘイトデモ」

 今回のデモが行われたのは、在日コリアン達に対するヘイトスピーチが原因とのことですが、私も基本的に日本に住んでいる在日に方々に対するデモには反対です(『朝日新聞』の「特集」が如何にも朝日新聞的だった事)。

 確かに今の韓国に対日政策を見ていると何を考えているのかとしか思えないものが多く(自分で盛り上げた「反日」に縛られる韓国外交)、韓国に対する反感を強める方が多いというのは大変よく理解できます。

 しかし、それを向ける相手が「在日」の方で良いのかという話です。現在の様なことを行っているのは、韓国政府なので、それらについて反対を述べるのであれば、韓国の代表機関である、韓国大使館に対し抗議を行うべきかと考えます。

 それに、自分で見たわけでないので何とも言えませんが、報道によると、「死ね」などと言った発言もあったそうで、それが本当であれば、いくら言論の自由があるとは言え、無条件に何を言っても許されるわけではないわけで、そういう意味でも賛成しかねます。

3 日本擁護デモ?

 あと、今回のデモを見て思ったのが、日本で起こったこうしたデモに呼応する動きが韓国や中国でおきないかということです。

 中国は、先に述べた様に、デモや言論の自由が規制されているので、まず無理ですが、言論の自由が制限されていない韓国では、本来こうした動きが起こってしかるべきかと思います。

 ただ、公の場で、日本を擁護することが難しい雰囲気が韓国に存在しており、実際問題としては、起こり得ないと考えています。そのため、こうしたデモが起こるだけ日本は意見の多様性を容認できる社会で、誇るべきことと考えます。

 念のため補足しておきますが、私はデモにはやり方があるだろうと言っているだけで、「反韓デモ」そのものに、反対するつもりはありません。逆に、相手が韓国だから中国だからというだけで、反対できないということ自体がおかしなことと考えています(竹島に上陸した韓国国会議員の行動はパフォーマンス)。

4 最後に

 「デモ」というと、右寄り左寄りという発想から賛成反対を述べられる方がいるようですが、先に述べたように、私は、やり方はあるものの、デモそのものは多い方が良いと思っています。

 つまり、それだけ政治など世の中のことに国民が関心を持っていることの表れだと思いますし、こうした動きを通じて、他の人が賛成であれ、反対であれ、いろいろなことを考えるのは大変望ましいことなのではないでしょうか。

 そういう意味でも、こうしたデモを行える自由、行える空気(社会条件)を有する日本の現在の状況というのは大変好ましいと考えています。

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