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アイヌ文化を世界へ発信:象徴空間の建設

先週、官房長官が座長を務めるアイヌ政策推進会議を開催するために、北海道を訪問しました。

アイヌ政策会議は2007年の「先住民族の権利に関する国連宣言」2008年の衆参両院における「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議」を受け、アイヌの方々の意見を政策に反映するために設置されました。
これまでは東京で開催されていましたが、アイヌの方が多く住んでいる場所でやるべきだと考え、今回初めて北海道で開催することにしました。

アイヌ民族は主に北海道に先住し、独自の言語、宗教や文化を持つ先住民族です。2006年の調査では約2万4千人の方が北海道で暮らしています。
我が国が近代化する過程で、法的には等しく国民でありながら、差別され貧窮を余儀なくされたアイヌの人々が多数に上るという歴史的事実があります。
政府はこれを厳粛に受け止め、アイヌ文化の振興と普及啓発、アイヌの人々の生活向上に取り組んできました。

その柱の一つとして体験・交流を通じてアイヌの歴史・文化を学び伝える場として「民族共生の象徴となる空間」(象徴空間)の建設を予定しています。
アイヌ政策推進会議では、象徴空間の完成を東京オリンピック開催年である2020年とする工程表が決定されました。私はこの計画をさらに前倒しして、東京オリンピックまでに完成させることを表明しました。
東京オリンピックで海外から多くの方が日本に来られる機を捉え、「日本オリンピック」として全国にその効果を広めるという考え方のもと、象徴空間は、日本が先住民族と共生していること、アイヌ文化の素晴らしさを世界の方に知ってもらう拠点となります。

白老町では、「オハウ」と呼ばれる鮭と野菜の塩汁といった伝統料理をいただき、独特の音色の伝統音楽・舞踊など、アイヌ文化に触れ、多くの方に知ってもらうべき価値ある素晴らしいものだと感じました。
また、アイヌの方々や研究者と車座になって意見交換をする中で、象徴空間への期待の大きさとともに、文化の伝承者育成などの課題を改めて認識しました。

私は日本の中にもある独自の文化を大事に育てていくことが、多様な価値観との共生を可能にし、また活力ある社会を作り上げる上でも重要と考えています。アイヌ政策担当大臣として、こうした取り組みを着実に推進してまいります。

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