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【貧困】、貧困が6人に1人に迫る!カネはなくともモノはあるアメリカのラブユー貧乏?

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■20007年12月から始まった景気後退は、2009年9月に終結したとされている。景気後退が終結しても貧困が拡大している実態が明らかになった。

 国勢調査局は13日、アメリカの貧困人口が昨年、4,620万人に達し1959年の調査開始以来の最高となったことを発表した。2010年の貧困数は、前年から260万人増加した。貧困率は09年の14.3%から昨年は15.1%に上昇し、1993年以来の高水準となった。貧困人口の割合は、6人に1人に迫っている。
 
 2010年の世帯年収の中央値は49,445ドルで、3年連続して減少となった。インフレ調整後の実質ベースでみた世帯年収は1996年の水準にまで下落しており、ピークとなった1999年の水準からは7.1%も減少している。
 
 貧困率が最も高い州は22.7%のミシシッピ州で、次にルイジアナ、ジョージア、ニューメキシコ、それにアリゾナだ。逆に最も低かったのはニューハンプシャー州で6.6%だった。人種別では黒人の貧困率が27.4%と突出しており、黒人は4人に1人を上回る割合で貧困に陥っている。年齢別では18歳以下の子どもに占める貧困者の割合は22%に増え、子どもの5人に1人が貧困状態に陥っている。

*貧困は、子供2人を含む4人家族の場合、年間所得22,314ドル以下で、一定の基準を下回る世帯を貧困層と規定。単身世帯の場合は、年間所得11,139ドル以下と定義している。貧困率とは、総人口に占める貧困者の割合。


トップ画像:貧困者数と貧困率の推移(1959年〜2010年)。景気後退から脱しても、雇用の回復が遅々として進んでいない。2011年も貧困者数と貧困率は上昇するだろう。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。当ブログでは、生活保護の「フードスタンプ」受給者数の増加をたびたび伝えています。毎年、この時期に発表される国税調査局の貧困レポートを確認しなくとも貧困が拡大していることは予想できますね。失業率も高水準で推移していますから、世帯年収が下がっていることも想像できます。目を引く貧困データはありませんが、生活水準の地すべりは確実に続いているということです。ウォール・ストリート・ジャーナル紙では、この貧困レポートに合わせて興味深い「1世帯当たりの所有数(普及率)」を掲載しています。テレビ台数は1990年2台だったのが2000年に2.43台、2010年は2.93台と3台近くとなっています。携帯電話は昨年、1世帯当たり2.3台、車は09年で1.92台です。アメリカではセントラルエアコンが標準ですが、こちらは61.4%の普及です。

 車から携帯電話、薄型(デジタル)テレビを複数所有し、家はセントラルエアコンでも、お金がない(or入ってくるお金が少ない)という貧困世帯が多いのでしょう。モノはあってもカネはない、がアメリカのラブユー・貧乏♪借金ライフのツケがきてますね。



人種別の所得収入推移。上から6.4万ドルのアジア人、白人(5.5万ドル)、全人種(4.9万ドル)、中南米系(3.8万ドル)、黒人(3.2万ドル)だ。景気後退が終結しても所得収入は落ちているのが分かる。

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