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【流通視察】、警告、もう一つあった!!!悪い事例の4つめのパターンとは?

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■昨年、問題となっている悪い視察事例の3つのパターンを紹介した。悪い事例の一つ目とは、専門家が随行しない視察、つまり社員だけで行う視察、二つ目は旅行社やコンサルタントが主催する、いわゆる「募集型」視察研修、3つ目として旅行社の下請けで現地在住のコンサルタントが講師となっている視察研修だ。しかし、誰も注意や反省もできないという点で最もタチの悪い視察研修がある。それは企業のトップである社長が、講師となる視察研修だ。

 社長が講師となる視察研修は、3つの点で欠陥となる。一つは圧倒的な情報不足だ。経営者にはアメリカ流通を研究する時間はないはずだ。ましてや最新事情をフォローをしている時間はない。日本語になった断片的な情報を得ても、聞きかじり程度だ。しかも、自分の尺度で理解しているため、どうしても自分に都合のよいバイアスがかかってしまう。

 2つ目は、社員が気を使ってしまい、講師である社長に意見や質問ができないことだ。社員にわからないことがあっても、自分の質問がマズかったら怒られてしまうと保身が働いて、質問したくても社長に訊くことができないのだ。また、社長が回答できない質問をすれば、社長の面目をつぶすようなことになり、気軽に質問をぶつけることができないのだ。

 そして、3つ目は社長自身が、リーダーシップを理解していないことだ。リーダーはティーチャーではない。リーダーはティーチャーのように面と向かって相手に細々と教えない。リーダーは先頭に立ち、自分の行動、つまり背中を見せて社員に伝えるのだ。アメリカ流通視察研修では、リーダーはむしろ勉強をしている姿をみせたほうがいい。社長も勉強しているとなれば、社員はむしろやる気がでるのだ。

 最後にふたつ記しておこう。セミナーで主役は聴講生だ。そして、リーダーに謙虚さがあれば、講師役などしない。

10年10月6日 - 【流通視察】、警告!アメリカ視察研修を行ってはいけない...3つの悪い事例とは?

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。社長が講師役となる視察研修の話を耳にすることがあります。多くの場合、かならず共通しているところがあります。それは研修の雰囲気が「硬くて、真面目で、暗い」ということです。社長が社員に向かって直接、話をしているわけですから、社員が緊張しないほうがおかしいのです。でも、それが社長にはわからない。では、なぜ社長が講師をやるのか?まず、これまで講師に雇った人が使えなかったということがあげられます。例えば、知り合いのコンサルタントを日本から連れて行きますが、現地の事情を把握していませんから、セミナーではせいぜい精神論にとどまってしまいます。日本でも聞ける話をわざわざ現地で聞くだけですから、連れて行くだけ無駄です。で、旅行社に依頼して、現地のコンサルタントを雇いますが、旅行社から仕事を貰っているような立場ですから、これも使えません。

⇒以前、「流通誌に記事を書いている現地在住コンサルタント」と旅行社に勧められて、コーディネーターに使ってみたら「使えなかった」のクレームが某企業の役員から聞きました。そのことを、ある方に話したら「そのコンサルタントは旅行社の下請けだ」と笑っていました。調べてみると、その人のホームページには、視察セミナーを行った企業名がまったく明らかにされていないのですね。コメントさえ入っていません(私の視察研修では参加者の反応が凄いですよ!)。で、私は、企業が行う視察研修の事例として、「視察研修記」をブログに掲載しています。見込みクライアント用に研修事例を披露しておけば、全体像がつかみやすく、コーディネーターの依頼がしやくなるからです。私はコンサルタントです。旅行社の下請けではありません。したがって、企業からは直接、依頼をうけているのです。営業も旅行社頼みの自称コンサルでは、そりゃ、講師として使えません。

⇒旅行社がこういった使えない人を勧めるから、「ならば自分が」と社長が講師をおこなうのです。で、社長が講師の場合、どこかで見かけたような古〜いコンサルタントがおこなっている「旧制中学校」的講義をするわけですね。内容が「真面目で、硬くて、暗く」なり、社員が「退屈」してしまうのです。「学ぶ場」の空気は意識的に作らないと生まれませんから。で、視察でも上から目線で「見てこい!」、「調べてこい!」では、モチベーションをあげるなんてことはまず無理です。社員に分からないことがあっても、気軽に質問できません。それでも、誰も社長に注意できませんから、タチの悪〜い視察研修となるのです。これもリーダーのすべきことを理解できていない経営者が多いからだと思います。経営者は激変しているアメリカ小売業の専門家にはなれません。一方で、頭のよい方は、私のような専門家を「巧く」使います。

 「リーダーとティーチャーは違うのだ」、ということはよくよく理解してもらいたいところです。わかりましたか?○○社長!

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