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リニアに試乗:インフラの戦略的輸出を実行

今週、私は山梨リニア実験線で超電導リニアに試乗し、最高設計速度の時速505kmを体感しました。

超電導リニアの技術は、国鉄時代から開発が始まり、JR東海が引き継いで、これまで累計90万kmにも及ぶ走行試験が繰り返されています。
これまで18.4kmだった実験線が42.8kmに延長されて、新型車両による実験走行が8月29日に始まったばかりです。
時速300kmぐらいまではほとんど揺れず、505kmでも新幹線程度の揺れしか感じず、大変快適な乗り心地でした。
「走る飛行機」のようで、未来を覗いてきたような体験でした。
かつて宮崎の実験線でも試乗しましたが、その時は最高時速300kmでシートベルトを締めなければならない状況でしたから、それに比べて大変な進歩で、実用化がすぐそこにまで来ていることを実感しました。

リニア中央新幹線は2027年に東京-名古屋間、2045年に名古屋-大阪間の開通を目標として整備が計画されています。
完成すれば東京-名古屋、東京-大阪をそれぞれわずか40分、67分で結ばれるという夢の乗り物です。
リニア中央新幹線は、三大都市圏の距離を縮める上に、東海道新幹線と二重になることで交通ネットワークが強化され、我が国の国土構造を変革し、国際競争力を大きく向上させます。

今年2月に行われた日米首脳会談で、日米協力の象徴として超電導リニアのアメリカへの導入を安倍総理が提案したところ、オバマ大統領は強い関心を示しました。
世界では、新興国を中心に、鉄道や道路、水道をはじめとするインフラ(社会基盤)の需要は膨大で、急速な都市化と経済成長により、今後更なる市場の拡大が見込まれます。
超電導リニアの他にも、新幹線をはじめとする優れた交通システム、災害にも強い多様で高度な建設技術など、世界に誇れる日本の技術やシステムを売り込むチャンスです。

今年の5月には私が議長を務める「経協インフラ戦略会議」において、成長戦略の大きな柱の一つとなる「インフラシステム輸出戦略」を決定しました。
人材育成や国際標準の獲得、閣僚によるトップセールスなど、世界の地域ごと、国ごとに優先度の高い分野やプロジェクトを細かく分析し、官民一体となってインフラを戦略的に売り込むこととしています。
日本経済の成長のために、日本の技術開発を推進するとともに、「輸出戦略」を着実に実行してまいります。

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