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<9月8日>(日)

○何はともあれ、東京招致が成功してよかった。決め手になったのは、「東京の安心・安全」ではなくて、「日本人の正直さ」ではなかったのかと思いました。

○というのも、最終プレゼンの中で2つの部分が印象に残りました。


オリンピック・パラリンピック競技大会でドーピング違反をした日本のアスリートは1人もおりません。それは法令があったからということだけではなく、政府、NOC、国内連盟による、長期にわたる統合されたアプローチによるものです。これらの組織はすべて、私たちがアスリートをサポートし、オリンピックの価値の高潔さを守らなくてはいけないということに、同意しています」。

竹田恒和理事長


もし皆様が東京で何かをなくしたならば、ほぼ確実にそれは戻ってきます。例え現金でも。実際に昨年、現金3000万ドル以上が、落し物として、東京の警察署に届けられました。世界を旅する7万5000人の旅行者を対象としておこなった最近の調査によると、東京は世界で最も安全な都市です」。

滝川クリステル・アンバサダー


○日本人アスリートはドーピングをしない、街でなくしたものが戻ってくる、というのは、誇張でもハッタリでもない。われわれ自身が「ああ、そりゃそうだろうな」と感じることです。ただし、他国から見ればかなり意外なことですし、東京の美点であることは間違いありません。これらの意味において、日本人は信じられないくらいに正直な人たちです。

○その一方で、福島の汚染水問題に見られるように、日本人は「情報を隠そうとする人たち」でもあります。これ、別に東京電力だけが悪いんじゃないですよ。われわれ、都合の悪いことは「見ないふり」をするのが得意ですからね。この辺の不正直さも、実は結構、バレているのであります。通商交渉なんかでは、日本は結構、あこぎな情報操作をやりますからねえ。

○IOC総会の最終局面で、汚染水問題が急激に浮上したのは、本気で放射能の影響を恐れたというよりは、広報上の問題という点が大きかったのだと思います。シリア情勢がイスタンブールに影響しなかったように、あまりにも大きな問題はIOCでは不問に付されるのであります。


「フクシマについてお案じの向きには、私から保証をいたします。状況は統御されています。東京には、いかなる悪影響にしろ、これまで及ぼしたことはなく、今後とも及ぼすことはありません」

安倍首相


○後はわれわれ自身が努力をして、この発言を嘘にしないことが重要であります。

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