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8年前の「超合金ロボット」はいずこへ

「いやぁ(苦笑)、菅さんと岡田さんの民主党には、今少し心の機微って言うのかな、人間の体温というのかな、浪花節的っていうんじゃなくね。求められているよね」

 時折、過去を振り返って日本を、政治を、自分を“弁証法”するのも良いものだ、と実感しました。今から8年前の9月末、自由党と民主党は合体し、小泉純一郎政権下で総選挙が11月に執行されます。

 その2003年10月4日発売月刊「現代」11月号の小沢一郎氏との対談「『倒閣』のため あえて民主党へ苦言を呈す」。同年元旦付「毎日新聞」の渡辺喜美、枝野幸男両氏との鼎談「政治の閉塞を撃つ」を“反芻”しての感懐です。

 「政権交代を実現しなくちゃ、日本が駄目になっちゃう。その思いでお手伝いしていたのに、電話の1つもないまま、東京プリンスホテルで(党大会が)開催と招待状が今日、届いたよ」と僕が述べると小沢氏が、「え、決まったの? おれのところにはまだ連絡もない」と微苦笑します。冒頭の僕の発言は、その直後です。当時47歳で県知事3年目。因(ちな)みに小沢氏は47歳で自民党の幹事長を務めています。

 9ヶ月前の元旦付紙面では民主党政調会長だった枝野氏に僕は、「その話は聞きたくないなあ(笑い)・・・小沢さんが何をしたいのか、分からないんですよ」、「亀井氏みたいな人たちは本質的に(組めない)・・・」と“無下(むげ)”にされています(苦笑)。

 「菅直人民主党代表と、小沢一郎自由党党首が今こそ『超合金ロボット』にならないといけない」、「そこに亀井静香自民党前政調会長がプラスされるくらいの救国経済浮揚内閣すら必要かも知れない。そのくらい日本は追い込まれている」と直言し、「(政調会長時代に2兆7千億円の)300近い公共事業の計画中止を打ち出した」亀井氏は、「現住所を民主党に置いているだけの若手よりも価値がある」と述べたのが癇(かん)に障ったのでしょう。

 「抵抗勢力を挑発し、怒らせて、高く舞い上がる『小泉流タコ揚げ術』」とは一線を画し、「自民党内第3の勢力。第3の道をいきます」と述べた渡辺氏の、「日本は深刻なかじ取りを迫られる。一方で中央集権体制を変える必要があり、一方でデフレを放置しておくと大恐慌に至りかねないというジレンマ」。

 「危機のレベルと政策対応がまったく違うところに最大の不幸がある」との慧眼(けいがん)も含め、その既視感、変わらぬ閉塞感に恐れ戦(おのの)きます。

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