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僕たちの世代と”戦争論”

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8月15日、終戦記念日。先人たちに感謝し、不戦の誓いを新たにするため今年も早朝に靖国神社へと参拝して参りました。

高校時代に友人と始めたこの慣習は今まで長く続いていて、8月15日に都合がつかない時でも前後で必ずお参りするようにしています。

一時期、「若い人の参拝が増えた」とも言われた終戦記念日の靖国参拝ですが、戦争を完璧に知らない若い世代は、どんな歴史認識・戦争観を持っているのでしょう?

自分が世代を代表するなんておこがましい気はまったくないのですが、一つの事例として自分の歴史認識・戦争観の変遷なんかを書いてみようと思います。
※オトキタは今年で30歳になる、1983年生まれです

まず僕らの世代の歴史教育についてですが、ご案内の通り近現代日本史をほとんど習っていません(キリッ)。

中学の授業では江戸時代末期あたりで華麗に歴史の授業が終了し、高校では世界史を選択したため、戦中や戦後の日本史はついぞ学校の授業で教わることはありませんでした。

受験で世界史を選択してこのパターンにハマる人は多分けっこういて、最近某アイドルグループ(ももクロ)のエピソードで有名になったように「アウストラロピテクス」「高床式倉庫」とかにはめっぽう詳しいくせに、終戦した年号は知らないという人材を輩出することになるわけですね。

ただ、社会化関連の授業では平和教育の一環で戦争の話をけっこうやったような覚えがあります。

うちの進学校はインテリ社会科教師たちがやや左がかっていたこともあり、中1の時には「日中の歴史教科書を読み比べて、その厚みの違いを知る」というような授業で、その感想をレポートで提出して成績がつくというものがありました。

中国の教科書には、それはもう日本軍の侵略描写がこれでもかと記載されており、「日本の教科書は真実を伝えていない」「中国を見習って、もっと侵略のひどさを伝えるべきだ」「これでは日本人に謝罪の心が芽生えない」なんてお手盛りレポートを書いた人が高得点をもらえたりして。

そんなわけで、なんとなく周りの生徒たちも「日本はとんでもない侵略戦争をした」「戦前の日本ってヤバイ軍国主義国家だった」と思い込んでいた節がありました。

そんな僕らに衝撃的な転換をもたらしたのが…小林よしのりの「戦争論」です。

…ああ、書いてしまった。。

小林よしのり氏は非常に毀誉褒貶の激しい方で、彼から思想的な影響を受けたことを口にしたがる人は少ないのですが(苦笑)、僕らの世代はたぶん、どんな形であれこの本の影響下にある人が少なくないはずです。

中学3年生の時(1996年)に出版され、手に取って読んだその内容は、思春期の少年たちにはあまりにも刺激的でした。

「こんな考え方が、この世にあったのかっ!」

素直にそう思いました。次の日と言わずその日から周りの友人に論争をふっかけ、同じく影響を受けた友人たちと靖国参拝を初めたのも高校生の時からでした。

もちろん、一部が戦争の礼賛とも取れる同書には賛否両論があることも承知しています。それでも、「何が正しいかは、その時代によって変わる」「戦争とは、『お互いの正義』がぶつかりあうもの」という価値観をもたらし、勧善懲悪の一面的な考え方から多くの人を解放した「戦争論」の功績はやっぱり大きいのではないかと今でも思います。

そんなわけで、僕たちの世代で靖国に行く人は「戦争は良くない。だからこそ、『その時代の正義』の犠牲になった先人たちにただただ感謝をし、二度と戦争が起こらないように祈りを捧げたい」そういった想いで、参拝に向かう人が多いんじゃないかなー。…と僕は思うのですが、どうかな。。(あまり自信なし)

歴史認識は特に親しい人の間でもタブーとされていて、あまり周りと話をする機会も(政治家といえど)少ないので、自分の一例をちょっとだけ記載してみました。

マスコミの取り上げ方一つで外交にまで火がつくこの問題は、避けて通られる傾向にありますが、憲法改正議論が盛んになるとすれば政治家たちもいずれ正面から議論することになるでしょう。

とりあえずのところ、僕自身について言えば、自分の去就が諸外国に影響を及ぼす立場になるその日までは冒頭に書いた想いで、靖国神社への参拝は続ける所存です。

来年も穏やかな気持ちで先人たちに感謝の祈りを捧げられるよう、また彼らに恥じない日本国を築いていけるよう、次の一年間も全力で活動を続けていきます。

長くなりました。
それでは、また明日!

関連記事小林よしのり氏「もう国家論やめたくなった。わしだってもっといろんな表現をしたいよ」 - 2011年のインタビュー。

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