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審査員は護られ、裁判員は晒される

20歳以上の有権者から”無作為抽出”したにも拘らず、何故、東京第5検察審査会の審査員は平均年齢30.9歳だったのでしょう?

その数値を得るには、20代が過半数を占めねばなりません。統計学という「科学」を超越した、長寿国家ニッポンらしからぬ摩訶不思議な年齢構成比であります。

一体、如何なる”素性”の審査員が判断したのか? 井戸端会議の主婦ならずとも、興味津々です。況(いわ)んや、”廊下トンビ”が生業(なりわい)な記者クラブの面々に於いてをや。

にも拘らず、”手続き民主主義”の申し子たるマスメディアは、審査員の会見すら求めず、逆に、したり顔で以下の解説を行う始末です。

検察審査会法第43条、第44条の規定で、守秘義務を課せられた審査員は終生、審査案件に関して得られた情報の漏洩を禁止されているから致し方ない、と。ニャンとも腰が引けています。藪の中、蚊帳の外を認めているのです。

ならば何故、職務上で知り得た秘密のみならず、評議の経過すら、生涯に亘(わた)って口外無用が求められる裁判員は、自身の相貌(かお)を晒(さら)して会見に応じているのでしょう? 彼等の自発的意思からでなく、裁判所のお膳立てなのは明らかです。

殺人犯の被告が、刑期を終えた数年後、”お礼参り”に訪れる可能性だって高いのです。審査員は護(まも)られ、裁判員は晒される。身勝手な役所のダブルスタンダードです。

本日6日付「讀賣新聞」は、「小沢氏議決、予定外の代表選当日に・・・経過判明」と題する記事を掲載しました。

「議決を取りますか、それとも先に延ばしますか」と議長役が提案すると、「議論は煮詰まった」と声を上げた審査員の中には議決後、「こんな日になっちゃったね」と漏らす者も居た事が「審査会関係者の話で明らかになった」と。

検察からの”お貸し下げ”リークを、鬼の首を取ったかの如く、「事実」として「報道」する大政翼賛は、いやはや、相も変わらず。

「民意」という名の”陶片追放(オストラシズム)”国家を着々と歩む日本は最早、2004年の大統領選で勝利を収めた野党候補のヴィクトル・ユシチェンコの飲み物に、用意周到、ダイオキシンすら盛られた、何でもありの”ウクライナ状態”と言わざるを得ないのです。

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