- 2013年07月31日 13:00
高品質・低価格は当たり前。その先を行く香水販売ECサイト「Commodity」
2/2Commodityのしくみとは?
ではここで、Commodityのしくみをご紹介しよう。
Commodityの香水は、男性向け10種類、女性向け10種類の計20種類。その香りのテーマには、「Cloth(布)」「Whiskey(ウイスキー)」「Book(本)」「Paper(紙)」「Wool(毛糸)」「Tea(茶)」「Dew(露)」など、ユニークなものが多い。
画像を見る<男性向けラインナップ>
画像を見る<女性向けラインナップ>
ユーザーはまず最初に、いくつかの質問に答えて自分のプロフィールを作成する。するとCommodityがそのプロフィールにもとづいて、自分の好みだと思われる香りをピックアップしてくれるようになっている。
画像を見るその後、自宅にサンプルキットが届く。ピックアップされた5種類の香水が、小さなスプレー型ボトルに入っているので、気軽に試しやすい。Commodityでは、5種類の香りを1日1種類ずつ、5日間かけて試すことを推奨している。
画像を見る5種類をすべて試し、自分の好みの香りがわかったら、いざ注文となる。注文スタイルは2種類。自分が選んだ3種類の香水のローラー型ボトルが1本ずつ入った「30mlセット(50ドル/約5000円)」、または、自分が選んだ1種類の香水の「100mlボトル(65ドル/約6500円)」だ。
画像を見るCommodityの香水は、160年の歴史を持つフランスの香水メーカーとの提携のもとで製造されている。原料には、オーガニックのサトウキビからつくられたアルコールを使用しているため、環境にやさしいうえにアレルギー性がないとのこと。
香水に興味がない人でも試しやすいサービスに
前述したように、オフラインで販売している大手の香水メーカーがつくる香水の価格には、「広告・マーケティング費用」や「小売店のマージン」が上乗せされている。しかし、Commodityの香水の価格は、その大部分が香水そのものの製造費用だ。
下の円グラフでは、製品価格の内訳を、一般的に小売店で販売されている香水とCommodityの香水とで比較している。「Advertising」は広告・マーケティング費用、「Retail Markup」は小売店のマージン、「Product」は製品の製造費用だ。
画像を見るまた、下の表で比較しても、Commodityの香水のコストパフォーマンスがいかに優れたものかということがよくわかる。
画像を見る香水業界とCommodityの今後の可能性について、ジー氏は次のように語っている。
「僕たちは、もっとたくさんの人々を香水の世界に導きたいと思っている。それを可能にするためには、たとえ香水に興味がない人にとっても気軽に試しやすいサービスにする必要があると思ったんだ。ずっと香水をつける習慣がなかった男性でも、たいていの場合は、自分に合うものが見つかりさえすれば香水が好きになるものさ」
画像を見る香水もワインと同じように、実際に試してみなければ好みかどうかわからないアイテムだ。ワインは、自分の好みに100%ぴったりでなかったとしてもまったく飲めないということはないだろうが、香水は、自分の好きな香りでなければまず使わないだろう。そういう意味では、ワインよりも少しオンライン購入のハードルが高いかもしれない。
しかしCommodityは、今までオフラインの香水メーカーでさえ提供していなかった「実際に時間をかけて試してみてから購入してもらう」という新たなサービスを生み出してみせた。これは、香水業界における革命だと言っても過言ではないだろう。
このような「サンプリングサービス」は、今後もいろいろな業界でポピュラーになってくるかもしれない。ぜひとも、今後の動向に目を光らせておきたいと思う。



