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高品質・低価格は当たり前。その先を行く香水販売ECサイト「Commodity」

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当ブログでは過去に、ワインのサブスクリプション型eコマース「Tasting Room by LOT18」の事例を取り上げた。

このサービスでは、まず6本のサンプルサイズのワインが自宅に届き、それらをテイスティングしたうえで自分の好みを登録することができるようになっていた。「オンラインで好みのワインにたどり着くのは難しい」という問題を解決するためのアイデアである。

そこで今回も、ワインと同様、これまではオンライン販売が難しいとされてきたアイテム「香水」のECサイト「Commodity」をご紹介したい。このECサイトでも、香水のサンプルを利用することで、ユーザーがオンラインで香水を購入することへのハードルを下げようとしている。ここで販売している香水は、自社開発のオリジナルだ。

今年3月から4月にかけてKickstarterで資金調達を行い、当初の目標額2万ドル(約200万円)に対して、3倍近い5万6600ドル(約566万円)を集めてみせた。これからが本格的な成長フェーズとなるので可能性は未知数だが、この資金調達額を見てもわかるように、なかなかの期待が集まっているようだ。

香水のオンライン販売の可能性は?

Commodityを立ち上げたのは、Owen Gee(以下ジー)氏。ロサンゼルスのブランドコンサルティング会社で働いていた彼は、このインターネット時代のなかで「香水業界」がかなりの後れをとっているということに気がついた。

最大の問題は、やはり「オンラインでは香りを確認することができない」ことだ。しかしそれと同時に、現在の香水業界における2つの動向は、オンラインだからこそ勝利しうる可能性があるということをはっきりと示していた。

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1つ目は、オフラインで商品を販売している大手の香水ブランドは、香水の生産そのものだけでなく、CMやポスターなどの広告・マーケティング費用に大量のお金をかけているということ。その分のしわよせは、商品の価格にダイレクトに影響している。

さらに言えば、オフラインで販売する場合、小売店のマージンの分も最終的な購入価格に上乗せされているということも忘れてはいけない。

2つ目は、オフラインで自分に合う香水を見つけることが「簡単」かといえば、必ずしもそうではないということ。香水とは厄介なもので、店頭で香りをかいでも、2~3種類試しただけで鼻が麻痺して、香りの違いがよくわからなくなってしまうのだ。いろいろ試したくても、試せば試すほど正しい判断ができなくなってしまうというジレンマが生じている。

しかも、よく店頭で使われている「香水を紙に吹きかけて香りをかぐ」という方法にも問題がある。なぜなら、紙についた香水と、人の肌に触れた香水では、香りが異なるためだ。さらに、香水はつけている時間によっても少しずつ香りが変化していく。

この点に関して、ジー氏は次のように語っている。

「僕はずっと、ある香水が本当に自分に合うものかどうかを判断するには、まる1日、少なくとも数時間つけている必要があると思っていた。しかしこれまで、そういうことを誰もが手軽にできるサービスは存在しなかった。それがCommodityをつくった理由さ」

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