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FX(為替証拠金取引)を「資産防衛」のために活用する

クアラルンプールの2日目になる土曜日は、朝から40分ほどのミニセミナーを開催させていただきました。海外不動産視察にやってきた個人投資家の方が対象です。私の書籍を読んでいただいている方も多く、投資の関する経験豊富な方がほとんどでした。

外貨資産を保有することの重要性をお話したのですが、問題はどの外貨資産に投資をすれば良いかということです。

外貨と言っても、投資対象は株式、債券、不動産、コモディティなど様々です。円資産だけを持つことがリスクだとわかっていて、海外不動産投資をしようと思い立ったとしても、具体的な投資物件が出てこなければ、動くことができないと思うかもしれません。

しかし、海外不動産投資の場合、投資による収益は掛け算です。

円ベースの不動産価格 = 現地の不動産価格 × 為替レート

に分解できます。そして現地の不動産を買うタイミングと為替レートを決めるタイミングは一致させる必要は必ずしも無いのです。

投資する物件が見つかってから、慌ててその時の為替レートで必要な投資額を外貨に換える。このような方法だと、為替レートが自分が望んだ水準で取れなくなってしまう可能性があります。

そうならないために、これから1000万円の予算で10万ドル程度の物件を探そうと思っているなら、この10万ドルの調達を、物件探しと並行して進める。2つの要素に分解して投資を考えていく。その方がロジカルな進め方です。

しばらく待った方が良いという見通しがあるなら、無理に外貨を調達しないという選択肢もありですが、タイミングを考えないで平均して少しずつ外貨を調達していく方法もあります。

私は、FX(為替証拠金取引)を使って、先行して米ドルの調達を行っています。アメリカに購入するのか、新興国に購入するのか、両方なのか、まだ具体的な物件が見つかっていないので、まずは米ドルで外貨を調達しています。

FXを使う理由は、何と言っても為替手数料の圧倒的な安さです。FXは短期の売買商品としてではなく、外貨調達のための商品としても極めて優れたものなのです。

実際に購入物件が決定し、外貨の送金が必要になったら、保有しているFXのドル買いポジションを現受によって現金化して、銀行から海外送金できる体制にしてあります。

日本人の外貨資産保有は1500兆円の個人金融資産のわずか5%以下。将来の円高を見越したポジションになっています。このような円高ポジションをヘッジするために、外貨の投資対象が具体的に決まっていないとしても、外貨調達だけは先行してやっておく。

これは円安になるという予想に基づいてやるのではなく、円高か円安かわからないというニュートラルな相場観を持っているからこそ考えるべき資産防衛のためのアクションです。

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