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  • mkubo1

IMFがユーロ圏に求めること

IMFは、ユーロ圏は、銀行と雇用を強化すべきだと言っています。

銀行は資本増強をするようにということです。

これは、ユーロという財政と金融が不一致の場合、金融市場にストレスがかかりやすいからであり、資本増強を最優先課題としています。

資本増強というのは、資本を増やす方法と資産を圧縮する方法があります。

雇用は、労働市場の柔軟性を増すということであり、こちらは、雇用の流動化と賃下げを意味します。

こういう改革は、言えば、貸しはがしと賃金圧縮なので、デフレ圧力がかかります。

よって、痛みを伴いますから、痛みを和らげるために、金融緩和が必要であり、ユーロ圏の場合は、それが米国のようなQE政策ではなく、LTROになるであろうということです。

実際、ユーロ圏の銀行株の動きは、6月にサポートラインの100で下げ止まり、現在、戻しています。

もちろん、周辺国の政治的な危機が遠のいたこともあるのですが、銀行の収益性が、戻りつつあるのも事実なのです。

スペインのごみ箱のような銀行であるバンキアは、2012年に190億ユーロの赤字を計上しましたが、この1-3月気には、7400万ユーロンお黒字になっています。

ECBは、フォワードガイダンスを採用して、今のところLTROの再開ということはないのですが、改革を行う過程でデフレ圧圧力が増せば、LTRO再開へとなる可能性は否定できません。

いずれにしても、本格的な議論は、ドイツの選挙後だと思います。

最後に、逆に、銀行株指数が100を切れるようなことになれば、それは、ベアマーケット入りのシグナルかもしれませんね。

【ユーロ銀行株指数】

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