- 2013年07月25日 07:45
野田佳彦の除名、議員辞職勧告こそ「今でしょ!」
前エントリー(民主惨敗の理由は「もし山本太郎が原発賛成派に転じたら?」と考えればすぐわかる)は、Yahoo!のトピックスに掲載されたため、7月22日は当ブログ開設以来、最高アクセスとなった。
が、だからといって民主党のことを再び書くつもりはなかった。というのも、もはやこの党のことは関心外であるからだ。
しかし、昨日来のニュースを見ていたら、もう一度、書きたいことが出てきてしまった。
7月21日の参議院選挙の結果を受けて、民主党は菅直人の除名に動き出した(あわせて議員辞職勧告もしているそうだ)。
ま、菅直人を除名にすることは悪いことではない。ただし、その理由は今回の参議院選挙で公認候補を応援しなかったからではないだろう。そもそも、公示2日前に公認候補を引きずり下ろすこと自体が、執行部の失態だ。
では、なぜ除名にすべきかと言えば、それは2010年参議院選挙の敗北の責任以外にないと私は思う。そして、これについては幹事長だった枝野幸男も同罪である。
※今回の参議院選挙での枝野幸男。聴衆は限りなくゼロに近かったという
しかし、その菅や枝野以上に除名に値する人物がいる。
それが野田佳彦である。
そもそも昨年の衆議院選挙、今年に入っての都議選、参議院選のいずれもにおいても民主党が大敗を喫した原因は、この政党に対する信用が完全に崩壊したからだ。
では、なぜ信用崩壊は起きたのか? それはウソをついたからだ。
ウソをついたのは誰か? 野田佳彦である。
野田佳彦のウソと言えば、誰もが思い出すのは上の演説だが、私はそれ以上に罪の重いウソは福島第一原発事故の収束宣言であると思う。
上記の動画の30秒あたりからをご覧いただきたい。
「万一、何らかのトラブルが生じても、敷地外の放射線量が十分低く保たれるといった点が、技術的に確認をされました」
・湯気発生の3号機5階 最大2170ミリシーベルト計測 福島第一
参議院選挙が終了した途端、東京電力は上記の発表などを始めたが、そもそも野田佳彦の収束宣言自体がまったくのまやかし、ウソであることは多くの識者が指摘してきた。
にもかかわらず原子力ムラの意を汲んだだけの収束宣言をしたことは、後世の歴史に残る大嘘だったことは明らかである。
そういう大嘘つきの応援を受ければ選挙が厳しくなるのは当然であって、別に菅直人が無所属候補を支援したからといって公認候補が落選したわけでもない。むしろ↓の2ショットの方がはるかにマイナスだろう。
それにしても、、、
今週に入っての民主党の動きを見ていると、本当に何もわかっていないんだナと思う。
執行部は菅や鳩山を処分して、維新やみんなとの連携を模索したいらしい。
ま、おやりになりたければおやりなさい。ただし、橋下徹、石原慎太郎、渡辺喜美と連携しても2009年に民主党を支持した有権者の多くは「アホか」と思うだけだろう。
ということで、まあ民主党など、もはやどうでもいいのだが、最後にひと言だけ言っておこう。
野田佳彦の除名、議員辞職勧告こそ「今でしょ!」