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  • mkubo1
  • 2013年07月20日 14:57

中国が金利自由化へ向けて一歩踏み出しました

中国の銀行の貸出金利の下限が撤廃されることになりました。

自由化への第一歩ということで、改革が進んでいるのだろうと思う反面、なぜ、預金金利の上限を撤廃しなかったのかという疑問も残ります。少しずつ改革していくということでしょうか。

貸出金利が決められていたので、銀行は、利ザヤの確保が簡単であり、優良な貸出先から、十分な利益を得ていました。

これが、中国の銀行の収益性が高かった要因ですね。銀行の時価総額も、世界で上位に位置していました。

しかし、当局が、(金融自由化に)本気か本気でないかはわかりませんが、規制撤廃に動くので、銀行にとっては、競争時代の始まりとなります。

つまり、少しずつ、今までのような「おいしい」ビジネスもなくなり、市場原理の働く効率的な金融制度になっていくのです。

一方で、金融システムの利用者にとっては、競争が起こるのですから、貸出金利は下がる傾向にありプラスですし、預金金利は、今回は自由化は見送られましたが、自由化の方向だと思いますので、預金者もメリットがあります。

中国の銀行は、日本の例を見ても、今後、時間をかけて、銀行の数が減ることが予想されます。要は、銀行の収益環境が悪くなるということです。利ザヤの縮小ですからね。

そう考えれば、ゴールドマンが、7年間保有していた中国商工銀行(ICBC)から手を引いたのも(保有株式をすべて売却)、もしかしたら、こういう金利自由化の背景があったのかもしれませんね。

この貸出金利の自由化で、貸出先の信用度合いによって、貸出金利が異なってくることが考えられます。

シャドーバンキング対策と言いますが、すぐには、効果はないと思われます。そもそも、シャドーバンキング、特に、理財商品は、サブプライムと似たような「タラれば高利回り商品」ですから、競争が起きれば、自然に破たんしてくるはずです。

ただ、預金金利を自由化にしていませんので、理財商品への資金の出し手(高い金利を欲しがる人)が、すぐに、動かないでしょうからね。影響を考慮しながら、少しずつ改革を進めるということでしょうね。

余談ですが、次の理財商品の償還は9月末に多いようですから、そこに向けて、人民銀行が、どのような金利調節をするのか…注意が必要です。

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