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参院選応援:「勝手応援集会」という私なりの手法

私は自分の選挙区である和歌山以外で仲間の選挙の応援を行う場合には「勝手応援集会」という手法を取っている。そのベースとなっている考え方は以下の通りである。

その政治家が応援弁士を務めるというだけで話を聴きたい一般の人が集まって演説会場が一杯になったり、街頭でマイクを握ると通行人が多数足を止めてくれたり、街宣車に同乗してマイクを握ると「あっあの人か!」と耳を傾けてくれる。そんな政治家はごくごくわずかである。今の自民党では安倍総理と麻生副総理、石破幹事長、小泉青年局長くらいではないか。もちろん私も陣営から頼まれれば枯れ木も山のにぎわいの精神で、弁士でも、街頭演説でも、練り歩きでも喜んで一生懸命やらせてもらうが、知名度の低い私がやっても大きな効果は期待できない。

候補者陣営は誰かが応援に来てくれるとなると人集めや日程調整で苦労をするものだ。それが結構地位の高い幹部クラスになると尚更気を遣う。中には車などの送迎の手配まで陣営に要求する人もいる。応援弁士のために候補者陣営が人集めをしているようでは、陣営のエネルギーが割かれることになるし、集まってくれる人は元々候補者の支持者であったりして、まったく意味がない。ましてや送迎の負担までかけていたのでは本末の転倒ですらある。

私のように全国的な知名度も発信力もない政治家が、少しでも候補者の役に立つ、すなわち得票の上積みにつながる応援方法はないかと考えた結果編み出したのが「勝手応援集会」である。

方針はこうである。

まず、聴衆の動員や日程調整、場所の手配等で陣営に負担は一切かけない。送迎も当該選挙区近辺の知人にお願いする。

聴衆は私が過去勤務していた会社の知人や理事長を務めていた大学の校友会関係者に声をかけ各地の知人、友人、取引先等の有志を集めてもらう(もちろん強制はしない。あくまでも知人、友人のネットワークとして協力してもらう)。幸いなことに勤務していた会社は全国展開の日本最大級の巨大企業だからどんな地域でも退職者や管理職が多数いるし、取引先もある。大学も50万人近い校友を擁しており、西日本には特に強い。こうすると、少ない地域でも100名程度、多い地域だと500名位の聴衆を集めることが出来る。

会場は原則候補者の事務所を借りる。選挙事務所にはパイプ椅子を並べれば100~200名は入れるキャパはあるものだし、お金もかからない。収容人数の関係や、同時間帯に事務所が別案件で使われている場合には、近くの集会場等をこちらで手配する。その際は個人演説会用の看板を陣営からお借りして個人演説会の位置づけで行う(公選法を遵守するため)。

弁士は基本は私のみ。私にゆかりのある選挙区内の皆さんに、前半は安倍内閣の現状等裏話を含めてお話しし、後半は心を込めて候補者のことを紹介し、支援をお願いする。候補者の出席は特にお願いしない。集会場所の近所に候補者がいれば飛び入りで参加してもらうし、候補者の親族や選対幹部を務める国会議員や県議が来てくれてもいい。もちろん誰も来なくてもいい。私がしっかりお願いするからだ。候補者の日程調整に負担をかけることがないように配慮した勝手集会たるゆえんである。

重要なポイントは集まってくれる方々はごくふつうのサラリーマン、退職者、中小企業経営者という点である。普段、政党活動や後援会活動に触れていない方が多い。ということはこの「勝手応援集会」に集まってくれた人は、私の演説で候補者が国会議員として相応しいと納得さえしてくれれば、候補者にとって得票の純増につながる可能性があるのだ。

たとえ数十票でも、候補者のプラスになってくれれば。そんな思いで今日も全国で「勝手応援集会」を開催しながら活動している。

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