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ネット選挙運動解禁!若者と考える選挙制度の問題点

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ニコニコ生放送とBLOGOSがタッグを組んでお送りしている「ニコ生×BLOGOS」。公示日に放送された今回のテーマは「参院選。投票しないとどうなるの?」

今月21日に投開票が行われる第23回参議院選挙。前哨戦と言われた6月の東京都議会議員選挙の投票率は、過去2番目に低い43.50%で、参院選も投票率が下がるのではないかと心配する声があがっています。

そこで番組では、ネット選挙運動解禁で大きな役割を果たしたNPO法人YouthCreate代表の原田謙介さん、そして、現役大学生、専門学生、20代の社会人を迎えて、政治離れが指摘される若者の投票率をあげるにはどうすればいいのか?を考えました。20代の若者のリアルな声から現代の選挙制度の希望と課題が見えて来ました。参院選、投票しないと若者の未来に希望はない!

【出演】
司会:大谷広太(BLOGOS編集長)
アナウンサー:佐々野宏美
コメンテーター:須田慎一郎(ジャーナリスト)
ゲスト:原田謙介(NPO法人YouthCreate代表)
    上條渚(大学生)
    瀬戸綾(塾講師)
    崎山琴子(専門学校生)

選挙に行かないと罰金。これってあり?

佐々野:実際に参院選の投票率をあげるためにはどうすればいいのかということを考えていきたいと思います。BLOGOSでは、『参院選の投票率をアップ!あなたのアイディアは?』というテーマで事前にご意見を募集していました。その中からいくつかご紹介したいと思います。

「投票をした人は、住民税の負担額をいくらか差し引き減額してくれるとか?言い方を変えれば、行かない人には住民税を増額するとか」「海外で実績がある“投票に行かないと罰金”投票率は9割台になるそうですけど、投票の義務化なわけで、日本でやるには意外に大変らしいですけどね」

大谷:反対意見としては、“棄権する”こともある意味で権利なので、罰金を課すのはどうかということがあると思います。

原田:罰金がある国は、オーストラリア、ベルギー。あと、ブラジルだとパスポートが取りにくくなります。つまり選挙に行くことが大事だと。

ただ、罰金制度のようなものを導入すると、「じゃあ、とりあえず行けばいいんだろ?」という人が増えて恐いですね。もしも、教育も合わせて行うのであれば、やってみる価値はあるんじゃないかなと思います。

大谷:投票に行くと、お店で使えるクーポンがもらえるという例もありますよね。

原田:海外でもそうですし、日本でも地域の商店街の商品が安くなるという事例は、各地で出てきてます。

大谷:ちょっといいことがあるなら、投票に行きたくなりますか?

崎山:それでも、無責任の1票を入れてしまうのは問題かなと思います。「罰則があるから、とりあえず適当に入れなきゃ」ってなっちゃったら、それはそれで、国は大変になっちゃうのかなと思います。それはどうなのでしょうか?

須田:選挙権というのは、選挙の権利ですよね。普通選挙というのは、近年になってから確立したもので、かつては、お金持ちの多額納税者だけが選挙権を持っていた時代がありました。女性が参政権を得たのも戦後の話になりますね。

そういう点から考えると、むしろ選挙権は、獲得してきたという歴史的経緯がある。そのために、苦労してきたという背景もあるんですよ。だから、普通選挙権を持っていること自体は前向きに捉えるべきじゃないのかなと。むしろ、そういった歴史をきちんと教えて欲しいなと思いますよね。

大谷:学校でも歴史的背景は習いますよね。ただ、なかなかその意味について深く考えたりはしないと思います。

瀬戸:深い意味までは教えないですね。

選挙をマジメに考えすぎる若者

原田:先程、崎山さんがおっしゃっていたように、「政治のことがわからないから、私が大事な1票を入れてもいいんだろうか?」と考える人は、やっぱり若い人に多いんです。若い人がちょっとマジメすぎるのかなとも思っています。年代が上に行くほど、難しいことは考えずに投票に行っている気がします。

大谷:”わからないから、政治は賢い人や詳しい人にお任せしておけばいい”っていう感覚もありそうですよね。

原田:「私が行っていいんだろうか」と自分を責めてしまうのは、すごくもったいないと思います。むしろそれだけ真剣に考えているということでもあるので、わからない範囲内でまずは投票に行くしかない。

佐々野:去年の年末の衆院選では、白票が多かったですよね。

大谷:報道する側も考えなければいけないところはあるかもしれないですね。イケメン候補、美人すぎる○○とか。

崎山:「この人、かっこいいから入れよう」とか「この子カワイイから入れよう」みたいな、AKBの総選挙のようになってしまう気がしますね。

上條:私は顔で選ぶということはないんですけれども、やっぱり知識が少ないままで行ったら、メディアで一番名前の挙がっている人だとか、ネット選挙運動解禁もありますし、Twitterで「よく名前を見るなあ」というような人に投票してしまう可能性はありますよね。

須田:でもやっぱり、顔で選ぶという人は結構いるみたいでね。「顔」で選ぶというと違和感があるかもしれないけど、やっぱり第一印象というのは、人間であるから大切でしょうし。そういう意味では、私みたいのが選挙に出たら、すぐに落選だろうと思います(笑)

大谷:いやいやいや(笑)。あとは、タレント候補も毎回出てきますよね。

須田:過去の選挙戦の実績を全部細かく分析していくと、100人中3人は名前と顔が一致しただけで投票しちゃうんです。つまり、政策であるとか人間性であるとか一切関係ない。100人中3人いるわけですから、それだけで3%とれる。

大谷:それはあるかもしれないですね。1度会ったことがあるとか、街角で目にしたことがあると、知らない人よりは信頼できるかもしれないという心理が働く気がしますね。

須田:だから、タレント候補とかスポーツ選手がでてくる。そういう土壌があるんですね。

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