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猛暑の高校野球は公開体罰ですよね

殺人的な暑さが続いており、熱中症で死人も出ている中、公開体罰、公開児童虐待ともいうべき、炎天下の真夏の高校野球をやめようという話を聞かない。

今年は大阪の桜宮高校バスケ部で、顧問が体罰を加えたために自殺した問題が大きく取り上げられ、異口同音に「体罰はやめるべきだ」との大合唱が聞こえてきたのに、猛暑の高校野球が体罰であるとの認識は、ほとんどの人にないのではないか。

結局、体罰はやめるべきだなんていったところで、日本にブラック企業がはびこるように、いつまでたっても日本社会は、気合い、根性、我慢、忍耐の世界が未だ続いているということだろう。
殺人的な暑さの中で高校生に野球やらせることは体罰じゃないんですかね?

日本という国は死人が出ない限り、どれだけ非合理的な悪習慣であっても、その習慣をやめることはない。
国民の多数が支持する自民党の政調会長である高市早苗氏が、「原発事故による死亡者はいない」といったような発言を、平然としてのけるように、死人が出なければ、危険だろうが事故原因がよくわからなかろうが、責任者を刑罰に処していなかろうが、死人なし=安全という論理がまかり通っている。

福島原発事故の対応にあたった吉田元所長は、事故により約70ミリシーベルトの被ばく線量を浴び、震災からわずか2年、58歳の若さで亡くなったが、自民党にとっては「原発事故による死亡者はいない」
という事実に変わらないのだろう。
死者がいなければ、所長がわずか2年で亡くなるという悲劇が起きても、むしろこれで死人に口なし、原発再稼働を堂々とできるといわんばかりに、原発再稼働にまい進している。
ちなみにこの猛暑続きの東京電力管内は原発ゼロにもかかわらず、最大電力使用率は7/8:89%、7/9:89%、7/10:92%、7/11:92%で8%もの余裕がある。

高校野球の話に戻ると、どれだけ異常な猛暑であろうと、今まで暑さで死んだ選手がいない限り、公開体罰、見世物虐待という夏の甲子園は続けるのだろう。
そして選手に死者が出てはじめて、マスコミも国民も評論家も、今までクーラーきかせた部屋で、児童虐待という名の高校野球観戦に夢中になっていたのに、「猛暑の日本で夏の大会はやめるべきだ。
やるなら昼間はやめて早朝の時間にするか、もしくはドーム球場でやるべきだ」なんて、そんなもん、死者が出る前にやれよ!ということをのたまうのであろう。

今年もすごい猛暑。
高校野球の選手に死人が出る前に、猛暑の高校野球大会はやめるか、運営方法を見直してほしい。

猛暑の最中、高校野球をやらせることは児童虐待、体罰です。

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