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東京弁護士会が認めちゃいました

 さて、東京弁護士会と何度かのやり取りの末、とうとう、東京弁護士会から、最終回答といえるものを頂きました。その前の回答が、「以前の回答からご賢察ください」という人を馬鹿にしたものでしたので、かなり具体的に「賢察」した確認状をお送りしたところ、やっと、具体的なことを認めた回答書が来たものです。
 回答書は、こちらでダウンロードできます。
 
 要するに、
 東京弁護士会が、田代政弘元検事、佐久間達哉元特捜部長、木村匡良元主任検事への虚偽有印公文書作成及び行使、田代政弘元検事の偽証についての検察審査会申立についての補助弁護人を推薦するにあたって、澤新弁護士を、常議員会や推薦委員会にかけることも招集することもなく、会長と副会長だけで、決定したことを明らかにした。

 また、澤新弁護士は、小石川高校で三年間にわたり、該当事件に関係する小沢一郎衆議院議員と同級生であった。これは、そのときの人間関係によっては審査補助員としての職務遂行の公正さに影響を与える事実であるが、澤弁護士を推薦するにあたり、「適切かつ公正に推薦」(会規2条1項)することを担保するため、澤弁護士に対し、問題の事件について補助弁護士を忌避すべき事由があるか否かの確認を行わず、また、澤弁護士も、上記同級生であった旨の申告をしなかったことを認めた。

 また、澤新弁護士が、検察高官出身であるだけではなく、自らの検察高官の地位・権力によって私的利益を図ったことが疑われる不祥事(具体的には、身内の脱税に際し、検察の封筒を使って、税務当局に圧力をかけたことが問題になった)で、「その地位を不当に使ったのではないかとの疑いが生じる恐れがあり、不適切な行為」として戒告処分を受け、辞職した人物であり、その際には、「検察全体の名誉にかかわることで、申し訳なかった」と話している、いわば、検察に対し、脛に傷を持っている人物である事実を知ったうえで、この経歴を考慮して、あえて、選任したことを明らかにした。
 ということです。
 どういう意図かわかりませんが、これだけ世間を騒がしていた、前代未聞の検察の不祥事に対する検察審査会という重要な場で、こういった選択をあえてなさった東京弁護士会は、公正さも矜恃も社会正義もへったくれもないということで、まさに、開いた口がふさがらないとはこのことです。

 名簿外から選んだということはさすがにないようでしたが、ただし、澤弁護士が「いつ名簿に加わったのか」ということについての回答は頂けなかったことは、付け加えておきます。

 なお、東京弁護士会へのご意見・ご要望は、電話TEL:03-3581-2201または、こちらからだそうです。

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