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  • mkubo1

ポルトガルとギリシャの問題点を整理してみます

ポルトガル

お伝えしたように、政情不安が広がっています。

もう一度、まとめてみましょう。

政権与党は、社会民主党と民衆党(CDS-PP)の連立政権です。

コエリョ首相は社会民主党の党首です(前回選挙の第1党)。

ポルタス外相は民衆党の党首です。

まず、ガスパール財務相(政権ナンバー2)が辞任しました。

これは、緊縮策を続ける政権への不満からデモが頻発し、その風当たりの強さに原因があるようです。

次に、コエリョ首相は、このガスパール財務相の後任にアルブケルケ国庫庁長官を指名したのです。

が、しかし、ポルタス外相は、この人事に同意できないとし、辞表を提出したのです。

問題は、このポルタス外相は、民衆党なので、もしかしたら「連立解消か?」ということになり、政情不安となっています。

ですから、コエリョ首相は、ポルタス外相の辞任は認めても、連立維持の約束は、何としても取り付けなければいけないのです。

4日は、コエリョ首相とポルタス民衆党党首で、3度にわたり会談があり、詳細はわかりませんが(今後も協議する)、民衆党の政権支持は約束されたようです。

たぶん、民衆党から閣僚起用の拡大などになるのでしょうね。

今回の騒動は、ひとまず落ち着きそうですが、根本の問題は、緊縮策による生活苦なわけで、ポルトガル経済が直面する課題は、ますます、深刻化していきそうです。

ポルトガルに対するリスクは、上昇傾向になりそうですね。

さらなる問題は、イタリアなど、政情不安な国への負の連鎖が気になるところですね。

ギリシャ

こちらは、毎度のことですね。

ギリシャは、EUとIMFから記入支援を受けていますが、今月中に81億ユーロの受け取りがあるはずでした。

が、それは、トロイカとギリシャの間での、約束が履行されている場合には、融資が実行されるということです。

こういう約束には厳格であるドイツなのですが、実際に、ギリシャが約束を守っているかの確認のためかどうかよくわかりませんが、3日には外相、18日には財務相が、ギリシャを訪問します。

第2次減免の話も出ていますし、IMFはギリシャの緊縮策は現実的でないとしていますので、状況確認にいくのでしょうね。

現在は、トロイカとギリシャの協議が続いており、ギリシャが公的部門の改革で目標達成できるかどうか、ここがポイントのようです。

もちろん、交渉は出来ないとのことです。

ギリシャの政権与党も連立で、過半数ぎりぎり(153/300)ですので、安定的な状況ではないわけです。

国民が暴れだせば、何が起きるやら…

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