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  • mkubo1
  • 2013年06月30日 00:22

日本人の関心事は株価ではなくて年金と原発

週末金曜日の日本株は、約500円も上がって、ややビックリでしたね。確かに、雰囲気が良くなっていたのですが、こんなに上がるなんて…のが正直なところ。理由の一つに、四半期末ということで、各種売買が集中したのかもしれません。海外年金などが、買ってきたのかと思います。

売買代金もいつもより多く2.6兆円でした。ともかく、13500円を超えてきたので、来週あたりは、売りたい人も出てくるだろうなって感じです。

この上昇の背景は、米国のQE縮小開始時期が後ずれするかもという期待があり、さらに、日本の参院選での自民圧勝への期待があるのだと思います。結果、日米ともに、長期金利が落ち着いており、株式市場にとっては(特に日本株にとっては)、最大の懸念(金利上昇)が後退した形となっています。

その参院選を前に、他しか日テレだったと思うのですが、各党の幹事長を招いて、討論番組をやっていました。よく聞いていなかったのですが、視聴者電話アンケートみたいなコーナーがあり、自民党(か安倍政権)への懸念という調査があり、乱高下する株価や為替とか社会保障から選ぶのですが、最も関心が高かったのが、社会保障と原発再開だったと思います。株価や為替は、非常に関心が低かったと思うのです。

これを見て、ハッとしましたね。国民の多数は、株価など関心がないのだなと。興味があるのは、社会保障(たぶん、年金が主だと思います)と原発なのですね。なるほど…

確かに家計資産を見ても、株式・出資金は、資産のわずか7.9%です。それに対して、米国では、株式・出資金が33.7%もあります。逆に、現金は、日本が54%で、米国が14%です。だから、多くに日本人は、それほど、株価には興味がないのです。

ここで、ちょっと別の角度からこのデータを見てみましょう。それは、日本くんとアメリカくんでは、どちらがインフレに強いか…ちょっとだけ考えてみてください。ユーロくんは、現金が35.8%で、株式・出資金は15.2%です。ちょうど、日本くんとアメリカくんの間の数字です。

3人が、同じインフレ率であれば、誰が一番有利で、誰が困るかわかりますよね。何も、アメリカくんのインフレ目標が2%であるから、日本も2%というのであれば、それは、あまりにもひどい話なのです。

今後、近い将来に「政権への懸念」ということで、高いインフレということにならなければいいのにとも思うのでした。

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