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シリコンバレーの住宅相場は前回のバブルを凌駕いたしました

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シリコンバレーの住宅相場の、前回のバブルのピークと比較した現状。赤はまだ低い、緑は高い。サンノゼ辺りからサンフランシスコにかけて緑が多い。パロアルト周辺には濃い緑があり、これは前バブルより15~24%高い。

ということで、ベイエリアの不動産は過去最高値なところも多く、ただいま絶賛高騰中でございます。

売りに出して1週間以内に買い手がつく、それもたくさんの希望者に指値される、といった話が増えた。こちらのグーグルそばの2ベッドルームのこじんまりした家は110万ドル(1億円)で売りに出されて話題に(ローカルの皆様、ニジヤの裏です。)地元のフリーペーパーには5億円、10億円といった売り家の宣伝が何ページも続く。

・・という話をすると、日本の人にはフェイスブックのせいですか、と聞かれることが多いのだが、そうではなくて多分アップルとかグーグルとか、その他諸々の大企業が儲かっている方が大きい気がするのですが、さて、どうでしょうか。

不動産の個人資産への影響

話はとんでドイツ。世帯当たりの純資産額では、ドイツはスペインやイタリアの3分の1以下で、あのギリシャの半分しかない。Economistのドイツ特集より。

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Economistの分析によれば、最大の理由は持ち家比率の違い、とのこと。ドイツは持ち家比率がとても低いから一般家庭の資産形成が低くなると。それ以外にもドイツは世帯構成人数が少ないとか、貧しい東ドイツ併合の影響がいまだにあるとか、ドイツでは手厚い年金が世帯の純資産には入っていないという理由もあるが、家を持っていない、ということに比べると小さい要因らしい。

へーーーそうなんだ。ちなみにこれ「純」資産なので、借金分は引いて「今持っている全資産をキャッシュに換えた時の価値」です。

持ち家比率をwikipediaで見てみると、スペイン78%、イタリア82%、フランス55%、ギリシャ80%、オーストリア69%、ドイツ42%となっている。完全には相関していないが、スペイン、イタリア、ギリシャ、というヨーロッパでは貧しそうな国の持ち家比率が軒並み8割前後。なるほど、家が一般庶民最大の富の源泉なんですねぇ。

ちなみに、日本はどうなっているのかな、と調べてみたところ、日本の世帯純資産は2009年で3588万、1ユーロ=130円とすると27万ユーロで、ヨーロッパなんかには負けませんな。(が、日本は「2人以上の世帯」の平均となっているのだが、ヨーロッパの方は1人世帯は含まれているのか不明。)

が、しかし、その日本も1994年からで見ると、1800万円近く目減りしているのが寂しい。何が減っているかと見ると、やっぱり土地の価値↓ 

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日本の場合、持ち家比率は昭和の時代から60%強と、ドイツとスペインの間の数字でほとんど変わっていないので、これは土地の価格が下がっているということでしょう。寂しい・・・・

不動産の価値と人生

アメリカ人は、何度も不動産バブルが崩壊しても「やっぱり不動産の価値はあがっていく」と信じている人が多い。そしてそれは実際その通りに推移しがち。(デトロイトなど、特殊な場所は除く)

不動産の価値がじりじりあがることは、お気楽な人生観に結びつく。

老後の蓄えというのは結構な額が必要なわけで、こちらのNew York Timesの記事では、65歳で金融資産100万ドルの夫婦が毎年4万ドル使うと、死ぬまでにお金が足りなくなる確率は72%。しかし、ここで持ち家の価値が上がっていれば、家を売ってそれで老後は楽しく暮らすことができる。売らなくても、あがった価値分の抵当を家に設定して借金して使ったり、リバースモーゲッジしたり、家を打ち出の小槌にして生活費にあてることができる。

「え、老後の蓄えが足りない?あ、じゃ家売るわ」

みたいな、お気楽人生が歩めるわけですね。

ちなみに、とあるシリコンバレー在住の知人は、40年くらい前に数万ドル(数百万円)で家を購入、2008年のバブル崩壊の底で、あり得ない安値で売ったが、それでも1億円超の利益を手にして去って行った。その人の隣人は、やはり40年くらい前に数万ドルで購入した家を、前回のバブルの絶頂で売却したため2億円超の利益に。知人もその隣人も、テクノロジーとは縁もゆかりも無い公務員などの仕事で、たまたま住んでいた場所がシリコンバレーになった、という人生の当たりくじを引いたのでありました。

(参考:アメリカのインフレのある暮らしが好きだ)

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