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橋下氏の外国特派員協会記者会見でわかった負け比べ

 注目された橋下氏の外国特派員協会での記者会見が終った。

 外国記者がこれをどのように報道するかによってその評価が決まる以上、まだ反応が出揃っていない段階で評価することは出来ないが、少なくとも国内政治的には橋下記者会見の評価は下せる。

 それは一言で言えば負け比べだ。

 誰が一番負けたか。

 それはもちろん橋下氏だ。

 日本維新の会が今度の選挙で消え去るなら橋下氏は代表を辞めて国政参加を断念する事をほのめかしている。それは本音だろう。

 そうなれば橋下氏の大敗北となる。

 それでは他の政党や政治家が勝ったのか。

 そうではない。

 あれほど擦り寄っていた渡辺喜美は口を極めて橋下氏を非難した。

 それで渡辺喜美やみんなの党が評価されたか。そうではないだろう。

 歴史認識や、ましてや慰安婦問題についてこれまでその立場を一言も口にしていない渡辺がここぞとばかり橋下発言を酷評しても鼻白むだけだ。

 歴史認識や慰安婦問題で一貫した態度を表明してきた共産党や社民党が橋下氏を非難することは当然であり、その資格は十分にある。

 しかし彼等の最大の問題はその政策を実現できないことだ。

 政策が実現できないから批判が苛烈を極めるのだ。

 一点の非も許さない共産党の批判を聞いていると、日頃批判ばかりしている私でさえも辟易する。

 国民はますます離れていく。

 民主党に至ってはもはや私の眼中にはない。

 それでは自民党はどうか。

 私は今度の橋下発言騒動で一番負けたのは安倍自民党だと思っている。

 いや安倍首相そのものであると思っている。

 そもそも慰安婦強制連行はなかったと言い出したのは安倍首相とそれをとりまく極右の政治家たちだ。

 橋下発言はその流れの中で出てきた発言だった。

 しかし安倍首相は米国に叱られてあっさり謝罪し、引っ込めてしまった。

 橋下氏が外国特派員協会で話した事は本来は安倍首相が話すべき事だったのではないのか。

 本来ならば安倍首相こそが外国特派員協会の席にすわっていなければならなかったのではないのか。

 今回の橋下騒動の負け頭は安倍極右自民党政権なのである。

 そしてそんな安倍自民党政権に追従し、慰安婦問題の解決に向けて何の提言も出来ずに日和見記事を書き続けた大手メディアとその解説者たちである(了)

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