今日の為公会例会で麻生太郎会長から以下の発言がありました。(要旨)
「ご存知のように、昨日、平成25年度予算が成立した。夜遅くまでかかったが、いろいろとお世話になり感謝申し上げる。これで、いわゆる『3本の矢』の2本目である財政までは、実行に移せるところにきた。今、一部で景気のいい話があるが、まだ皆さんの地元など地方にまでは確実に届いていない。補正予算が先に成立しているが、それが現実に回り始めたのが今月の初めくらいの感じで、さらに広まっていく為にはあと1~2カ月の時間がかかる。その間、地方で景気についてどう感じてもらえるかということは、参議院選挙に影響してくる。従って1日も早く、この25年度予算が執行できるようにしていかねばならない。」
「幸いにして、きょう発表された1-3月期のGDP速報値は、年率換算実質で3.5%、名目で1.5%増となった。株価はきのう15,000円代を回復。この流れを更に加速していかねばならない。そうしないと、景気のいいのは大都会、就中、東京だけということになりかねない。」
「今回の参院選に立候補される方がここにお見えだが、(私など)この参院選で自由民主党が公明党と共に過半数(の議席)を得れば、『これで衆院で通った法案が参院でも確実に通る』となり、政治の安定性、経済政策の持続性が目に見えてくる。それで初めて、地方の中小企業経営者にも投資意欲が出てくるはずだ。」
「衆議院の各先生方も参議院の自民党候補者に、必ず力を貸す、自分の選挙だと思ってやっていただくことを心からお願いする。参議院では『0増5減』の法律が残っているが、これは憲法違反と言われているものであり、確実にやってもらわねばならない。既に参議院に送付されて3週間も経っている。ここはきちんとやってもらわねばならない。」
「まだ、マイナンバー法案やハーグ条約関連法など残っているものがあるが、いずれにしても、経済再生を果たし、『自民党政権になったら公約通り経済が良くなった』という実感が浸透すれば、自民党の政権基盤を安定したものにし、それが結果として、日本の国益に繋がると確信している。」
本予算(財政出動)が執行されてはじめて地方への経済波及効果が出てきます。国民が切望する経済再生=景気回復のためのアベノミクス予算に反対し、参議院で予算案を否決した野党の感覚は国民からかけ離れたものです。経済再生の為、参議院での「ねじれの解消」か不可欠です。
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- 2013年05月16日 21:28