記事

「『国益』とは誰のための利益なのか」 TPP参加交渉からの即時脱退を求める大学教員の会・醍醐聰東大名誉教授インタビュー

1/4

【IWJが追ったTPP問題】→ http://iwj.co.jp/wj/open/tpp

「屈辱的な合意内容を、政府は隠蔽しようとしている」――。米国に日本のTPP参加を認めてもらうために行われていた、日米の事前協議は4月12日、自動車、保険、牛肉分野で、米国側の要求をほぼ丸呑みするという結果で幕を閉じた。こともあろうに日本政府は、事前協議の合意内容を、日本側の都合の良いように文書にまとめ、米国への「完全屈服」という事実を、国民に公表しようとしていない。

こうした安倍政権の姿勢に、異を唱える有識者が次々立ち上がっている。全国の大学教員875人が賛同人に名を連ねる、「TPP参加交渉からの即時脱退を求める大学教員の会」(以下、大学教員の会)もその一つだ。

大学教員の会は、4月26日に記者会見を開き、政府が事前協議の合意内容を意図的に国民に隠蔽していることを批判。反TPPを掲げる政党の国会議員に対し、国会質問や質問主意書など議員が持ちうる「質問権」を駆使し、政府に情報公開を促すよう要請したことを発表した。

同会の呼びかけ人であり、事務局を務める醍醐聰氏(東京大学名誉教授)は、4月30日、岩上安身のインタビューに応え、国民に知れ渡っていない、TPPの数々の問題を解説。企業益を偏重するグローバリゼーションを厳しく断罪し、アベノミクス効果による国民心理の好転を背景にした、TPP楽観ムードに鋭くクギを刺した。

なぜ経団連を筆頭とする「財界」や、多国籍企業が、日本政府の背中をこれほどまでに押して、TPPを前のめりに推進するのか。この疑問について、インタビューで醍醐氏は、財界の中で企業による農地・耕作放棄地の取得の動きがあることを紹介し、「TPP推進は土地の取得を見据えたものではないか」と分析した。

■イントロ動画

※フル動画を含む記事本編はこちらから

あわせて読みたい

「TPP」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    反日を煽る韓国紙に読者が異議

    団藤保晴

  2. 2

    闇営業横行を断罪できぬ芸人たち

    たかまつなな

  3. 3

    吉本芸人は謝罪文をこう書くべき

    永江一石

  4. 4

    北欧の教育を崇める日本に警鐘

    BLOGOS編集部

  5. 5

    自称リアリストのうぬぼれに怒り

    内田樹

  6. 6

    結婚しなくなった日本は先進国

    シロクマ(はてなid;p_shirokuma)

  7. 7

    よしのり氏「小室家は被害者」

    小林よしのり

  8. 8

    闇営業報道は反社の証拠買ったか

    AbemaTIMES

  9. 9

    NHKで逮捕者 局内に犯罪予備軍か

    渡邉裕二

  10. 10

    宮迫の弁解に「往生際が悪すぎ」

    女性自身

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。