本当にうれしいニュースでした。
スパコンプロジェクトが事業仕訳に会ったとき、色々な方々から意見(開発者、利用者、経営者など多数の専門的な意見)をもらい、整理移して関係者にスパコンの必要性を伝えました。
当時戦略担当大臣だった菅総理にも話をしました。
その時のことは、日経BPネット版に書いていますので見てください。
「次世代スパコン・プロジェクト」がダメ出しされたわけ
「次世代スパコン・プロジェクト」が復活しそうなワケ
さて、すでに私にもメールやtwitterで「巨艦主義の遺物」ではないかとの批判をいただいていますが、私はそうは思いません。
やはり、スパコンで養われる技術の他の製品への波及効果、研究人材の育成、日本の技術ブランド向上の効果は大きいと考えます。
しかしながら、一方で「どのようなアプリケーションを使い、どのように実用化するか」があまりはっきりしていません。
現在のスパコンプロジェクトはIT企業しか参加していないが、是非とも製薬会社や自動車メーカー、航空機メーカーといったユーザーを巻き込んだアプリケーションの研究開発を政府としても推進しなければなりません。
特にスパコンの機能をクラウドで提供できれば面白い新ビジネスが生まれるのではないかと感じます。
もし、応用をきちんとできなければそれこそ使えない巨艦を作ったと批判されるのは間違いありません。
私も、機会をつくり、神戸にある理化学研究所計算科学研究機構で「京」を実際に見てみます。
日本の産業のために貢献するスパコンになるように政治の場からも応援していきます。
記事
- 2011年06月26日 10:04