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政治家の言論は大体は粗雑だが、分かりやすい

衣の下から鎧が見えてしまえば、相手がどんなに穏やかで優しそうな装いをしていても、相手の言葉を鵜呑みにしてはならない。
次に何が来るか、ということをよくよく認識して相手の話を聞くべきだし、相手の言葉巧みな説得に応じて自らの武装を解いてしまうような愚かなことをしてはならないのは当然だ。

自民党は鎧を脱がないまま、国民に憲法改正手続条項の改正だけ先にやりましょう、と言っているようなところがあるから、多くの国民が身構えてしまうのは当然だ。
副総裁が憲法9条2項の削除だけは譲れないなどと公言すれば、さては自民党は正面突破を図る気か、ということになる。

正直ではあるが、この正直には余分な二文字が付く。
しかし、正直なことは悪いことではない。
正直に本音を語っているのだから、騙された、などとは言いっこなしだ。

安倍総理と維新の橋下氏の物の言い方が最近似通ってきているが、安倍総理と維新の橋下氏との間には決定的な違いがある。
鎧に身を固めたままの現在の自民党の総裁である安倍総理は、維新の橋下氏と一見同じことを言っているようだが、橋下氏のように柔軟ではない。

国民が憲法を創るのだ。
国会議員は国民に提示する憲法案を作成し、国民の判断を仰ぐ立場で、国会議員が自分たちだけで国民の選択の機会を奪うようなことはすべきではない。
国民を信頼すべきだ。
国会議員は、国民を信頼すべきだ。

維新の橋下氏の物言いは十分説得的で、私でもついその気になってしまう強かさがある。

安倍総理も多分橋下氏のこの論理に乗って国民の説得に取り掛かるはずだ。
7月の参議院選挙で国民がどういう選択をするかに係っているが、同じようなことを言っていても自民党と維新の橋下氏の言っていることは実は違うということを知っておくべきだろう。

自民党は、自民党の改憲草案を通すために憲法96条の改正を先行させようとしている。
橋下氏は、予備的な国民投票を行って憲法の改正について国民の意見を聞き、それから国民の合意が得られるような憲法改正案を作成して国民の判断に待つことを前提に憲法96条の改正を求めている。

同床異夢である。

当面求めているものは同じだが、本当に求めているものは似ても似つかぬ別物だ、ということだ。

もっとも維新は色々混ざりものがあって、本当に橋下氏の思い通りに維新が動くのか分からないが。

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