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朝まで生テレビの討論についての補足

テレビ朝日「朝まで生テレビ」に久々に出演した。

テーマから脱線するのはこの番組の常であるが、「国を守る」云々の議論では私の出した前提があまりにも、いわゆる常識からかけ離れている事もあり、出演者のほとんどから異論が出まくりで私もマトモな説明を出来ずに終わってしまった。

そもそも国防とは何か。ほとんどの人は国を守るのはなんとなく当たり前だと思っている(と思う)。だけど、本当にそうなのか?という疑問を常々持っていてそこを私は問いたかった。例えば第二次世界大戦中、多くの日本人は国を守ると考えて異国の地で戦死した。それは愛する家族を守るための尊い死だという人は多い。だけど本当にそうか?戦争に負けてどうなったか?アメリカに占領されてプライドはずたずただったかもしれないけど、それが原因で死んだ人は戦死した人に比べてごく少数だっただろう。

番組に出ていた私とは考え方がかなり異なるであろう慶応大学講師の竹田氏が面白い事を番組終了後言っていた。あなたの考えは琉球の人と同じだと。実質的に非武装状態だったが故に薩摩藩に併合され日本の領土となった。しかし占領された事でプライドは傷つけられただろうし、当初はぞんざいに扱われたかもしれないけど、多くの民が戦死することは無かったはずだ(その後沖縄戦ではやられているけど、それはまた別の話)。

「国を守る」というレベルの議論でも視点を変えればいろんな思考実験が出来る。いろんな考え方があって当たり前だと思う。しかし、多くの人は「常識」で考え異論を唱える人を「非常識」だといって迫害する。それはおかしいと私は考える。

もう一つ、国防に関しては尖閣諸島の領土問題の話をされた。海底資源や海路の安全の為に断固領土を確保すべきという「常識」が前提になった議論をされた。しかしだ。仮に尖閣諸島を中国に実効支配されたところで本当にあの沖合の海底資源や漁業資源がどれほどの価値を持つのだろうか?なぜこれまで海底資源は開発されてこなかったのだろうか?そんな議論もすべきだと思う。経済的には資源は輸入するという選択肢もあるだろう。そこまで日本政府がこだわる必要があるのかどうか。むしろ、それを政局のネタにされて政権が不安定になるほうが私は困ると思っている。

とまあ、いちいちこんな常識からかけ離れた事を議論しなきゃ四面楚歌で攻撃されたりはしないんだろうけど、やっぱり気になる事は言った方がいいと思うし、常識がいろんなものの邪魔をしていることは多いと思うから議論したくなっちゃうんです。そういう性格は小学校の頃から全然変わりません。。。

そいや、朝生で私の言いたかった事を分かり易く言ってくれた東さんが編集長の本です。これ、次回作に私の対談みたいなのやるみたいです。

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