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韓国のKSLV-1 羅老号失敗について

羅老号失敗:「爆発前にフェアリング分離」

韓国のロケット開発は苦難の道に立たされている。これを見る限り技術のレベルは北朝鮮と大差ないだろう。昨年北朝鮮もテポドン2の打ち上げに昨年、失敗している。そもそもアメリカでは先日民間企業であるスペースX社がファルコン9ロケット初号機の打ち上げに成功している。このロケットは、静止トランスファー軌道(GTO)に4.5tの衛星を送る能力を有しており、日本のH-IIAロケットに匹敵する打ち上げ能力を誇る。

ファルコン9ロケット初号機、打ち上げ成功

上記記事の各国主要ロケットの性能比較なる表があったが、このクラスのロケットは今後民間が主導で開発・打ち上げがされていくはずであり、国家主導で行う時期にはすでにない。それでも韓国政府がこの開発を今後も続けるというのはやはり国家安全保障上の問題なのだろう。

しかし、このロケットに搭載されている1段目エンジンは、ロシア製のアンガラエンジンだ。これは新規開発のロケットエンジンであり、費用もすべて韓国側が出している。ロシアは韓国に金だけ出させてロケットエンジンのテストをしているようなものであり、非常に韓国側には不利な条件なのである。これも半島の緊張を反映してのものなのだろうか。今更低軌道(LEO)打ち上げ能力100kg程度のロケットを新規開発し、しかも一段目が他国製というのはいかにも時代遅れである。

そもそも、韓国は国防上アメリカ駐留軍も戦力を引き上げつつありアメリカ政府の宇宙関連の支援もなくなってしまった。その中でロシアがビジネスとして近づいてきた可能性がある。そもそも北朝鮮のロケットエンジンの基本技術もロシアから伝わっている可能性は多く半島のロケット開発はロシアに牛耳られているとの見方もできる。

今後はこのようなきな臭いロケット開発ではなく、もっと平和商業利用の方面を推進していく方向に世界的に動いていけばいいのになと思う。

そういう意味で、明日の小惑星探査機「はやぶさ」の地球再突入は注目すべき出来事である。成功を祈りましょう。


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