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二つのニュース(ネット解禁と使用済み核燃料問題)から見えるもの

4月19日、自分自身が先頭に立って関わってきた課題につき、状況を示すニュースに触れました。ひとつは「ネット解禁」の法案が成立。私が初当選以来、先頭に立って主張をし、議員時代には法案担当者として取り扱っていた課題が解決をされることとなりました。もうひとつは、毎日新聞に私が力を入れて取り組んだ、原子力バックエンド(使用済み核燃料)問題に関する記事。こちらは、私たちがひいたレールは棚上げされ、停滞していることが書かれています。このふたつについて、感じるところを記したいと思います。

ネット選挙法案が成立して「石井さんがこだわっていた課題が解決されてよかったですね」という声や「落ちてなければあの中心にいたでしょうに、悔しいですね」という声をいただきます。両方ともその通りですが、本件は私の当落に関わらずいつか必ず解決されるべき課題でしたから、敷いたレールが無駄になることなく活かされたことは、素直に喜びたいと思います。それとともに、なぜ与党であった3年3か月の間に実現できなかったか、「政策論」でなく「政局論」で実現できなかった、そのことはひとつの失敗の教訓として、先輩方ともども、学習しなくてはなりません。

一方の使用済み核燃料の課題は、少し性質が異なります。核のゴミを合理的に安全に、そして可能な限り次の世代へのツケ回しを最小限にして安全に管理するために、見直すべきものを見直そうというのが私の考えであり、そうした提言を与党政治家として形にしてきました。それが、私も含め同志が落選し、政権もひっくり返って今となっては見事に震災前の路線に逆戻りした感さえあります(政府が昨年11月に全都道府県に参加を要請した「使用済み核燃料対策協議会」はこれまで開催できるメドすら立っていません)。

この二つからわかることは、まず、自民党への政権再交代によって、選挙を経て確かに気分一新で前進したものもあれば、先祖返り・逆戻りしたものもあり、停滞に輪をかけたものもある、ということです。今の街の雰囲気は「アベノミクス万歳!」「民主党政権は全部失敗!」という空気感すら漂いますが、ものごとはそう単純に割り切れるものではなく、今後は一つ一つをニュートラルに検証されねばならないと思うものです。

同時に、私たちが手掛けてきた課題が明らかに停滞をしているのであれば、議会の外からでもプレッシャーをかけるなり、次の機会に向けて爪を研ぐなり、しなくてはなりません。使用済み核燃料の話などは、どうやらその典型になりそうです。神に与えられた時間、活かさねば!

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