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円安に怯えながら、円100%で資産を守ろうとする人たち

4月19日の金曜日には、G20声明を受けて再び円安が進みました。一時1ドル=99円69銭まで円安が進み、取引の薄い明日の朝のオセアニア市場ではもしかしたら1ドル=100円を超える円安になるかもしれません。

しかし、為替の予想はプロでも簡単ではありません。何年もずっと円安と言い続けてやっと当たるくらい難しいものなのです。個人投資家にとっては為替の予想を当てることよりもずっと大切なことがあると思っています。

それは、資産運用において、自分の思っていることと、やっていることにズレがないかを確認することです。

例えば、為替に関して、もし円安になると思っているのであれば、円を売って外貨を買うのが普通の考え方です。逆に、円高になると思うなら外貨を売って円を買う。

では、円安になるのか円高になるのか、本当に5分5分だと思うなら、どうするのが合理的でしょうか?

100万円持っているのなら、円を半分の50万円、ドルを半分の50万円というのがニュートラルなポジションです。

もちろんこれは、どこで生活するかによって少し変わってきます。将来使う通貨を考えれば、日本に住んでいれば円の比率が高くなり、アメリカに住んでいるならドルの比率が高くなります。しかし、例え日本に住んでいるとしても、円100%というのは、円高を期待する人がやるべき通貨配分です。

円高になるのか円安になるのか、まったくわからないと思っているにも関わらず、資産を円100%で持っているというのは、自分が思っていることと、やっていることにズレが生じている状態です。

日本で仕事をしていると通常は円で給料を受け取ります。円でもらったからそのまま何となく円で持っているというのは、合理的な行動とは言えないのです。

もし、自分の会社の給料を来月から好きな通貨を好きな比率で受け取ることができるということになったら、どの通貨を何%にするのか?

そんな思考実験をしてみると、円100%の資産配分の問題点が見えてきます。

日本の未来に悲観し、円安に怯えながら、円の定期預金で資産を守ろうしている人がいますが、見ていると何だか滑稽です。

これから自分の資産をどうするかを考え、行動するのに一番早いタイミングは「今」です。自分の資産を守るためには、新聞に掲載されている専門家の相場見通しを見るよりも大切なことがあるのです。

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