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ジェネリックってどうなの?

ここのところ、

拙著「誰も教えてくれない脳と医療の話」がおかげさまで、以前よりもアマゾンなどのオンラインショップで売れ行きが良い印象があります。

残り冊数が限られているからでしょうか?

以前に残り数百冊程度?だろうと書きましたが、

このペースだと予想していたよりも絶版になるのが早いかもしれません。

興味のある方は今のうちに読んでいただけると嬉しいですね。

さて、今回はジェネリックについてです。

皆さん、おそらくジェネリックという言葉を聞いたことくらいはあるかもしれませんね。

テレビCMでも盛んに?一時期宣伝されていたジェネリックです。

ジェネリック、日本語に直すと後発医薬品という言葉になります。

われわれ医師はジェネリックの薬剤のことを「ゾロ」と呼んでいます。

薬を飲んでいる方なら分かるかもしれませんが、最近同じ薬効なのに変わった名前の薬がどんどん増えていると感じたことはありませんか?

実際に病院で様々な薬を処方していても、ここのところ、加速度的にいろいろな薬の名前が増えてきていて、

それでいて、「あっ、これ、XXXと同じ薬だったのね」

という体験が非常に増えています。

ジェネリックとは、特許権の切れた薬について、他社が製造した物を指しますが、一般にオリジナルと比べて安価であることが特徴です。

要は研究開発の費用が価格にはねかえっていない分、安価なのですね。

ですから、オリジナルの薬を買うよりはずっと安いです。

基本的な成分は同じですから、薬効もほとんど同じで、違いがあったとしても僅かということが知られています。

医師側としては同じ薬なのに、様々なネーミングの薬が増えてわかりにくいというデメリットはありますが、医療費の1割から3割を負担しなければいけない患者にとっては、このコストメリットは大きいです。

むしろ医師側がオリジナルの薬を処方したとしても、処方箋に「ジェネリック変更不可」としない限りは薬局側がジェネリックを患者に勧めることも多いようです。

一時期、このジェネリックが広まり始めたときには医者側も、「やっぱりオリジナルの薬じゃないとなんだか気味悪いよね」というような人も多かったのですが、最近ではあまり気にせずジェネリックを使うことが一般化しているように思います。

病院側も薬価にかかるコストを削減するために、ジェネリックしか扱っていないようなところも増えてきています。

数年前と比べて、そういう意味ではジェネリックの薬品はぐっと一般的になってきていると言えるでしょう。

それで問題があるか、というと、個人的に僕はほとんど問題を感じていません。

そもそも薬の効果は人それぞれ個体差がかなりあるものですから、オリジナルかジェネリックかという薬側の微妙な差は特に意識されるほどではないのです。

もちろん、ずっと長いことオリジナルの薬を飲んでいて、問題がなかった患者さんの処方をジェネリックに変えるのは少しばかり抵抗がありますが、それでも患者が薬価にかかる金銭的負担の軽減を望む場合にはジェネリックに変えています。

増え続ける国の医療費を抑制する意味でもジェネリックを使うことは効果的でしょう。

国内医薬品産業のことを考えれば、そこでなるべく国産のジェネリックを使うというのが一番いいような気もしますね。

少し前に政府が、医療費自己負担ゼロの生活保護の患者さんへのジェネリック使用を推奨するという方針を打ち出しました。

この時にジェネリックは少し話題になりましたが、個人的には特にそれで医療上も問題ないと思います。

「ジェネリックの薬しか使ってはいけない」ではジェネリックが出ていない新しい薬は全く使えないことになるので、問題もあると思いますが、「ジェネリックの出ている種類の薬に関しては、ジェネリックに限定する」というのでも特に問題はないように感じます。

その辺り、みなさんはどう感じているのでしょうか?

実際にジェネリックに薬が変わってなにか問題があったということがあったら、教えていただければと思います。


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