国際会議で発言する羽生田たかし支部長
私は、40年にわたり、眼科の医師として地域医療の現場に携わってきました。また前橋市医師会、群馬県医師会、日本医師会の役員を務めてきました。そのなかで、だれもが安心して医療を受けられることの大切さを心から実感しました。日本の医療制度が揺らぎはじめている今だからこそ、日本の医療を、そして国民の皆さまを守りたい。その想いを胸に、よりよい社会づくりに努めていきます。
私が取り組みたい課題ですが、一つ目は、安心して医療が受けられる社会づくりです。
それは、いつでも、どこでも、誰もが保険証一枚で、医療機関を受診できる、公的医療保険制度の堅持と発展だと考えています。
環太平洋経済連携協定(TPP)の影響や営利企業による医療への参入、混合診療の全面解禁の問題、あるいは保険者の経済状態、健康保険料率の格差の問題、医療機関の仕入れに関する消費税の問題など、多岐にわたる様々な問題が、公的医療保険制度を脅かしかねない状況となっています。
私は、この様々な問題に一つひとつ、丁寧に対応しながら、世界に誇ることのできる日本の素晴らしい社会インフラの一つである国民皆保険を守り、さらに発展させたいと考えています。
次に、地域医療をいかに再興させていくかです。身近で、暮らしと強く結びついた地域医療を目指します。
高齢社会をふまえ、それぞれの地域の実情に応じた、保険・医療・介護体制の整備が必要です。
一口に地域といっても北海道から沖縄まで抱えている問題は様々ですが、特に医師の不足・偏在、看護師不足、特区における医療に関する規制緩和など、地域医療に影響を及ぼす問題が数多くあり、それらを一つひとつ解決し、守るべきものは守り、進めるべきことは進めていくなかで、地域医療を再興していきたいと思っています。
また、信頼関係を基盤とした医療環境をつくります。
国民の皆さまが、より安心・安全な医療を受けられるようにするために、医療事故の原因究明と再発防止を徹底し、医療従事者が、安心して働ける環境をつくります。
東日本大震災から2年、今なお仮設住宅などで不便な生活を強いられている皆さまへの医療提供体制の充実と、医療従事者の皆さまへの支援を被災者健康支援連絡協議会事務局長としての経験をいかして進めます。
わたくし、羽生田たかしは、医師として国民の皆さまが安心してこの国で医療を受けられる仕組みを守り発展させます。
「すべての人に やさしい医療を」。頑張ります、必ずやり抜きます。
羽生田 俊(はにゅうだ・たかし)
昭和23年3月28日群馬県前橋市生まれ。県立前橋高校、48年、東京医科大学医学部卒業。群馬大学医学部附属病院眼科学教室入局。53年、羽生田眼科医院長。前橋市医師会理事、群馬県医師会理事、日本医師会常任理事を経て、平成22年4月から日本医師会副会長。25年2月、党群馬県参議院比例区第82支部長。趣味:野球、スキー、音楽(ハワイアン、マンドリン)、自動車(ラリー競技)、スポーツ観戦、音楽鑑賞
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