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遅れてきた60年代イケダハヤト

先日行われたやまもといちろう x イケダハヤトのトークイベントを前半はニコニコ動画とUstream,後半は後日Naverまとめのログでチェックさせて頂きました。

やまもといちろう ×イケダハヤトの #ブログ論争 書き起こし

やまもとさんの一方的なラッシュだったものの、いくら打たれても倒れず打ち返しもしないイケダハヤト、という試合内容で結果ドローといったもの。

そこでこの期に乗じて個人的に感じていたことなどを書き綴ってみたいと思います。


まずイケダハヤトさんにはお会いしたことがないので、どういった方か存じていないのですがイケダハヤトさんの文章は率直に言えば僕はきらいです。

理由は知的でないし稚拙だから。

何が稚拙だと感じるかというと、イケダハヤトさんのブログ記事は意見としては共感できることが含まれていたりするのですが論理展開がおかしいことが多い。

例えば、AというものとBというものがあってこの両者を比較するときに、Aはピンキリのピンを例としてあげ、Bはピンキリのキリを例として取り上げて比べているといった具合です。ノマドのピンであるプロブロガーとサラリーマンのキリである社畜を対比したり。

またイケダさんの仮説を支えるものとしてあげられている事例が矛盾を抱える物であったり、ロジックとしておかしいと感じるものが多くて読んでいてイライラすることが多いのです。

読みながら同意するよりも、思わずツッコミを入れざるおえない感じ。

全く同意できないのではなくて、「ふむふむ、そういう意見なのか」と読んでいるところに、「それとこれを混ぜるとそもそも前提の意見がおかしくなってこないか?」となってイライラ。

事実あっての仮説ではなく、仮説あっての事実をピックアップされているように思える記事も多い。このあたりは「思いついたままに書いていく」というイケダハヤトメソッドの副作用なのかも。イケダハヤトさんの著作は読んでいないので、著作のほうでは違った感想を持つかもしれません。

またイケダさんは記事ごとにその都度自説を主張するための意見を展開されているのですが、イケダハヤトさんの書いた記事同士で意見がひどく矛盾していることも多い。

ノマドを礼賛しながら、不安定な仕事をしているノマドと定職を持つ奥さんという組み合わせは最高だーという主張が同じ口から発せられていたりするので、なんじゃそりゃー、となるわけです。

余談ですが、イケダハヤトさんは個人攻撃の批判は良くないと論じていますが、イケダハヤトさん個人を批判している人は少数でイケダハヤトさんの文章や、考え方についてここはおかしいんじゃないか、と批判をしている人が大多数なんじゃないかなと思っています。個人批判ではなく、あくまでも批判されているのは師の考え方や文書だと思うのです。

村上春樹が嫌いと書いている人は個人としての村上春樹が嫌いなのではなく、村上春樹の著作が嫌いなのと同じように。


そんな風に個人的には捉えているイケダハヤトさんの記事ですが、なぜこれだけ耳目を集めて取り上げられるのかな、と疑問に感じていました。

煽りマーケティングがうまくいっているから?

マイケル・サンデル教授の授業で、あきらかに分が悪い側の意見を主張する人がいないとき、展開する意見が稚拙でもそこで手を挙げた人が指名され、おもいっきり発言する機会が与えられるのを見てズルいなー感じるのと同じようなものかな、とも考えたり。

そんなことをブログ論争について語っているブログを眺めて考えていたときに、表題のフレーズが頭に浮かんできました。

遅れてきた60年代イケダハヤト

社会への復讐を公言しているイケダハヤトさんですが、この言葉をきいていて何かとても手垢がついた言葉のように感じていました。

「遅れてきた60年代」というフレーズが頭に浮かんだときに、その言葉が全てを説明してくれたような感じがしました。

反社会、反体制、独立独歩、フリーダム、自由、既存の価値観の否定、若者による社会の否定。

こういった主張は60年代に起こったヒッピームーブメントそのもので、いまのイケダハヤトさんの主張そのものではないでしょうか。(僕も直接は知らないけれど。同じイケダ姓の池田信夫さん世代かな)

そう考えたときに、イケダハヤトさんのブログが良くも悪くもなぜこれだけ取り上げられているのか理解できたような気がしました。

それにしてもブログって、本当にいいですね。

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