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金曜日のやまもといちろう×イケダハヤト対談イベントで、あえて真剣に考えてみたい #ブログ論争 の目指すべき姿

 昨日、ニコ生中継等のお知らせをした、やまもといちろう×イケダハヤト対談イベントですが、時が流れるのは早いモノで、うかうかしているうちに、あと丸一日たつと開催日当日という状況まで追い込まれてしまいました。
 この日が永遠に来なくても良いのになぁとか勝手なことを思っていたりもしましたが、時間というのは非情なものですね。

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 ということで、今更ではありますが、金曜日の対談で個人的に是非二人の議論から見いだしたいなぁと思っていることをメモしておきたいと思います。


 今回のイベントは最終的にやまもとさんに私が退路を断たれる形で、私が火中の栗拾いをする構造になりましたが、元はといえば二人がイベントをやろう、と盛り上がっていたときに、私自身が自らイベント仲介しましょうか?と手を挙げたのがきっかけです。

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 そういう意味では自業自得なわけで、イベント開催が決まってから会う人会う人に「栗拾い大変そうですねぇ」とか心配して頂くのが本当に申し訳ないかぎりで。
 お祭り好きとか、目立ちたがり屋と言われたら、まぁそうだよなぁと思ってしまうわけですが。

 個人的に今回のイベントの仲介に手を挙げたのは明快な理由があります。

 それは二人のブログの往復書簡が、10年前のブログコミュニティを彷彿とさせてくれて、単純に「楽しかった」のです。

 先日の下記のブログ記事のやり取りをしたときにも感じたことで、イケダハヤトさんじゃない方のイケダさんも書いてましたが。

ツイッターやFacebookの次はまたブログが流行ると考えて、ブログを今から始めるつもりなら大間違いという話。

 ブログ書いてる人間からすると、自分のブログに書いた議論が他のブログにつながってくのって、凄い楽しい経験なんですよね。


 その昔、ブログにはトラックバックという機能があり、誰かのブログを読んでそのブログに反応する記事を書いたら、相手にシステムから自動的に通知を送るという行為ができました。

 当時私は、CNETでブログを書かれていた梅田さんや、百式の田口さん、ネタフルのコグレさん、そして切込隊長ブログのやまもとさんなどの、有名ブロガーからトラックバックをもらいたい一心で、必死にブログを書いていたわけです。

 あの頃はそもそもブログ書いている人が少なかったのもあって、お互いのブログをお互いに読んでいて、ブログ上で自然とテーマや議論がシンクロしていた感覚もありました。

 一つのテーマでトラックバックで議論が連鎖して、その中に自分も加われていたりすると、まさにみんなの脳のシナプスがつながって頭が良くなったような感覚を感じて、ブログを書くのがやみつきになっていたのを良く覚えています。

 それがトラックバック機能が、大量のスパムの海に埋もれて使い物にならなくなって廃れてしまい、ブログブームでブログの書き手が急速に増加したこともあり、一気にブログ界隈の視界が悪くなってそういう感覚が薄らぎ、ブログ上での議論の連鎖みたいなものは起こりづらくなっていった気がします。
 
 でも、それがブログ黎明期から10年経とうかという最近になって、復活してきてる感じがするんですよね。

 まぁ、これって単純に私がしばらくそういう他の人とやり取りをする形でのブログを書いていなかったからだけなのかもしれませんし。
 私が最近、Gunosyはてなブックマークのマイホットエントリー機能のような、自分が興味のある記事を通知してくれるサービスを使うようになったからなのかは良くわからないんですが。

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 ブログの黎明期に期待していて、一時期梅田さんの日本のウェブは残念発言に象徴されるように私自身も諦めていた、オンラインを通じた新しい議論の形の可能性を、捨てきれずにいる自分がいたりします。

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 ブログの後にも、mixiにツイッターやFacebookにLINEなど、さまざまなツールが登場はしてきていますし、ブログ以前にも2ちゃんねるのようなネット掲示板とかコミュニティとか、さまざまな手段はあるわけですが。 
 冷静な議論を不特定多数の人とオープンにするプラットフォームとしては、今のところブログに変わる手段は出てきていないように思います。

 特にツイッターや掲示板で議論しようとして感じるのは、発言がどうしても短文になるため、感情的な議論になりやすい構造があるということ。

 実際に人間同士が議論するシチュエーションを想像してみて欲しいんですが、冷静な議論って普通お互いの話をじっくり聞く時間があることによって成立するんですよね。

 その場にいる全員が同時に短いセンテンスで一斉に発言するのって、テレビタックルとか朝まで生テレビで、議論が収集できなくなった瞬間の状況であって、強制的に田原さんみたいな人が整理をしないと冷静な議論なんて不可能な状態なんですよね。
 ツイッターなんかは強制的な文字数制限があるわけで、もとから冷静な議論がしづらい構造なわけです。

 そのため、ツイッター上で良く見る光景がこれ。


 まぁ、この発言は1000以上リツイートされている特殊な例ですし、議論の背景自体は前後を読んでないので良くわかりませんが。
 ツイッター上での炎上と呼ばれるものを振り返ると、こういう罵倒の掛け合いに終始しているケースが珍しくありません。
 
 そういう意味では、もし今回のやまもといちろうさんとイケダハヤトさんの議論が、ブログでは無くツイッターで行われていたら、多分こういう感じであっさり終わっていたんだろうと思うんですよね。


 もちろん、ブログでも感情的な議論はいくらでもやろうと思えばできるわけですが、ツイッターのように短い発言だけに短いコメントで返すことで意味のある議論を行うというのは実は双方に相当なリテラシーが必要な行為です。

 2ちゃんねるの掲示板で意義のある議論も行われる一方で、多くの掲示板が感情的なかきすてコメントになりやすいのは、こういうサービスの構造自体が影響していると思っています。

 当然、今回のやまもとさんとイケダさんの論争は、最後はお互いにタイトルで呼び捨てで呼びつけあい、相手をこき下ろすようなきな臭い応酬になってしまったわけなので、ブログでも結局喧嘩にしかならないんじゃないの?。というオチは全然ありえるわけですが。

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 でも、実はFacebookのニュースフィードに見られるように、お互いに知り合いしかいない世界では論争とかってあんまり起こらなくって、それはそれで平和で良いんですけど、コミュニティとしては蛸壺に陥りやすく、あまり新しい出会いとか議論っておこりにくいんですよね。
 知り合いすぎてお互いにすました自分しか見せ合えないというか。

 論争になったり、炎上したりって言うのは、考え方の違う人がぶつかるから発生するわけで、考え方の違う人たちが蛸壺をこえて議論することの方が、同じ価値観の人たちが同じ考えで議論しているよりも新しいモノが生まれるわけで、それこそが不特定多数がオープンで議論できるブログならではの可能性なんじゃ無かったっけ?とか思ったりもするわけです。

 そういう意味で、金曜日の対談イベントでは、二人の議論から何かブログ論争のあるべき姿というか目指すべき姿みたいなもののヒントが見つかるんじゃ無いかな、なんてことを期待したりしているわけです。


 もちろん、当日の二人の議論がはたしてどういう雰囲気になるのか、どういうテーマが中心になるのか、モデレータをする予定の私もはっきり言ってまったく想像つかないわけですが。
 当日私がブログ周辺の話題に何とか二人を誘導しようと苦労していたら、そういう議論がしたいんだなぁと想像して笑って頂ければ幸いです。


 ちなみに、私の2次会の告知が凄く遅くなってしまった関係で、このまま行くと2次会はやまもとさんと私とスタッフの方中心に少人数でしっぽり飲む感じになりそうなので(汗)、イベント後にお時間のある方は是非2次会の方にもご参加下さい
 イベント中でしきれなかった議論を、皆さんと議論できればなと思っております。

やまもといちろう×イケダハヤト対談イベントの二次会
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