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「右傾化保守化ではなく集団化」――排外・人種侮蔑に抗議

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3月14日に開かれた「排外・人種侮蔑デモに抗議する国会集会」。(撮影/伊田浩之)

「朝鮮人 首吊レ 毒飲メ 飛ビ降リロ」「良い韓国人も悪い韓国人もどちらも殺せ」――などのプラカードを掲げたデモが東京・新大久保(二月九日)、大阪・鶴橋(二月二四日)であった。三月三一日にも予定され、言動が激化する可能性があるという。こうした「排外・人種侮蔑デモに抗議する国会集会」が三月一四日、東京・参議院議員会館であり、約二五〇人が参加した。(関連記事13ページ)

 呼びかけたのは、有田芳生参議院議員(民主)など国会議員一一人。冒頭、有田氏は「明らかに表現の自由の一線を越えるような言動が日常になってきた。歯止めをかけるために継続的に取り組みたい」とあいさつ。『ネットと愛国』(講談社)などを書いた安田浩一さん(ジャーナリスト)は次のように批判した。「デモの中心である『在特会』(在日特権を許さない市民の会、本誌二〇一〇年三月一二日号参照)は〇七年一月の設立。大多数の人々は反発するが、妄想にもとづく過激な街宣をネットで流すことで支持者を増やしてきた。彼らには思想的な足場がないから右翼や民族派の文脈でとらえてはならない。レイシスト(人種差別主義者)・排外主義者だと断定してかまわない」

 新右翼団体「一水会」の木村三浩代表は「レイシズム的だけど、本当にそこまで考えていない。厳しい言葉で脚光を浴びたいだけの人々で、右翼からは一切評価しない」と指摘。作家の森達也さんは「いま起きているのは、右傾化保守化ではなく集団化だ。集団内部の異物を排除しようという動きで、朝鮮学校の無償化適用除外などとも呼応している。集団は間違いを犯すし暴走する。集団化の怖さを彼らの存在は示している」という。

 一方、集会に〈対応して在特会関係者が議員会館前で行動を予定していた。情報によれば「公安の指導」により中止になった〉(有田氏のツイッターより)という。

(伊田浩之・編集部、3月22日号)

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